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アメリカのアラブ人の暴挙と、オバマ大統領来日延期

2009年11月07日 15時45分17秒 | 海外情報

米軍基地乱射 戦場の実態知り失望か
2009年11月7日 朝刊

 【キリーン(米南部テキサス州)=加藤美喜】米テキサス州のフォートフッド陸軍基地で五日、重体だった一人が死亡し犠牲者が計十三人となった銃乱射事件で、複数の米メディアは、実行犯の軍医で陸軍少佐ニダル・マリク・ハサン容疑者(39)が、アフガニスタンやイラクからの帰還兵から診療を通じ話を聞く立場だったと報じた。自らも派兵対象になっており、動機解明にどうつながるか注目される。

 AP通信によると、同基地の司令官は六日、ハサン容疑者が発砲前「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んだと語った。捜査当局はこの情報をまだ確認中だという。

 ハサン容疑者は陸軍入隊後、精神医療畑を歩み、ワシントンの陸軍医療機関で研修を積んだ後、今年七月に基地に配転された。

 基地は、海外派兵の最終訓練を行うとともに、帰還兵が精神診療などのため最初に戻る場所。

 ハサン容疑者のいとこはニューヨーク・タイムズ紙などの取材に「(精神科医の容疑者は)帰還兵から恐ろしい戦場の実態を連日、聞く立場だった」と証言。容疑者は近くアフガニスタンかイラクへの配置が決まっていたとされ「自分の派兵に幻滅していた」とも語った。

 いとこによると、容疑者自身は米国生まれだが、両親はエルサレム近郊の出身。親の反対を押し切って入隊したが、米中枢同時テロの後、イスラム教徒として嫌がらせを受けたという。除隊も考えたが、軍の奨学金返済義務があり断念。ただ結婚紹介の申し込みでは国籍を「パレスチナ」と記入するこだわりをみせていた。

 ハサン容疑者は警官との銃撃戦で負傷して病院に運ばれており、捜査当局は同容疑者の体調が回復次第、事情聴取を始める方針だ。


何と悲惨な事件だろう!
銃の乱射で犠牲になった13人の人は勿論のこと、
加害者である陸軍少佐もある意味では被害者と言えそうな事件であった。

加害者マリク・ハサンはアメリカ生まれだけれど両親は、今のアメリカと敵対関係にあるアラブ出身で、軍の精神科医であったと言う。
アフガニスタンやイラクの戦争に参加して、現地で残酷な事をしてきて、
心身ともに参ってしまっている人達の話を、数え切れないほど聞かされて、
アメリカ軍の理不尽さと、自分の父祖の地が今蒙っている悲惨な運命を思うと、きっと耐えられない思いの毎日であった事だろう。
遠くアメリカで話を聞いているだけでも辛いのに、
侵略軍の一員として、現地に行く事が決まってしまったとき、
遂にハサンの精神が、爆発してしまったと言うことなのではないだろうか?

私は昨日このニュースを見た時、どうしてこんな事をする前に、除隊しなかったのだろうかと不思議に思ったのだけれど、
奨学金返済義務が有った為、除隊もできなかったものらしい。

入隊を志した時には、こんな中東との戦争が起こるとは思わないで、
希望に胸膨らまして勉強したのだろうに、事もあろうに祖国と戦争状態になってしまったのであった。
戦争が始まってからは嫌がらせも受けたそうだけれど、さぞ辛い日々であったことだろう。

戦争とは何と無残な事を、人々にもたらすものだろう!
イラクやアフガニスタンの人々は、戦争が始まって8年以上の間、ずっと地獄のような生活だったろう事を思うと、痛ましくてならない。
戦争で国際紛争を解決すると言うことは、もう断じて止めにしてもらいたいものである。

この事件の影響で、オバマ大統領の来日が、13~14日ごろに変更される見通しであると言う。然しながら一部で囁かれていたように、普天間基地問題でアメリカの要求通り、オバマ大統領の訪日までに、政府が方針を決めなかったら、オバマ大統領の訪日が無くなるかもしれないと言う懸念を述べている人もあったが、
予定を変更しても来日されると言うことは、只の脅しであったと言うことが明らかになったことになる。

尤もオバマ大統領自ら、普天間基地移転問題は大統領の訪日迄と、日にちを限る必要は無いと言っておられるテレビニュースが2~3日前に流れていたのだったけれど・・・・・

やっぱり田中宇さんの「沖縄から覚醒する日本」の見通しどおり、アメリカは沖縄から撤退する事を目論んでいると言うのは、本当のことなのかもしれない。


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4 コメント

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Unknown (ejnews)
2009-11-07 18:37:45
此の事件のあった“フッド砦基地”では最近11人の兵士が自殺していると言う話をラジオで聴きました。戦争は“人殺し”ですから加害者も精神異常になるのは当然で、軍隊では普通人間が生まれ持っている“殺す”と言う行為に対する罪悪感等を無くす様な教育が徹底的な為されるのです。其の一例が敵国人を軽蔑する事です。日本人はYellow Monkeyイエローモンキーとか JapジャップとかNipニップとかアメリカ人から呼ばれましたよね。(現在でもその様に思っている白人も当然居るのですが)中近東の人々には当然同様の軽蔑的に使う名称がありHajjiハジとかRagheadラグヘッド(ラグとはボロ切れの事でターバンを巻く習慣を馬鹿にしているのです)等とアメリカ軍は呼んでいるようです。今回の加害者ハッサンもこの様な米軍の雰囲気の中精神的に苦しんでいたのでしょうね。
 処でH1N1ワクチンの最近の被害者のニュースやっと探し当てました。此れはGuillain–Barré syndromeギリアンバレ症候群と言う症状で1976年の豚インフルエンザワクチンの副作用で500人程が此の症状を訴え内25人が死亡と言う話は有名で、私のブログでも9月2日の“H1N1スワイン(豚)インフルエンザ新ワクチンやタミフル等の問題点。”と言うエントリーで紹介しています。今の所被害者は2人みたいですね。
 唯、現在のH1N1ワクチンによる死亡者のニュースは未だ無いようです。H1N1ワクチンは1976年当時のワクチンとは違った副作用が主に心配されているようですが同じ問題が起こるとは困った物ですね。
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ejnews様 (和久希世)
2009-11-08 07:48:40
コメント有難うございます。
その基地では、自殺者も大勢有ったのですね。
殺人と言う言葉を聞いただけでも、身の竦む思いをするように、人間は育てられて来ているのですから、それを真反対の教育をされたら、それだけで頭の中は大混乱になると思いますが、戦場で理不尽な殺人に関わらされたりしたら、
普通の人なら自分で自分が許せなくなる事でしょうね。
戦争と言うのは、あらゆる意味で罪作りなものですね。
戦前の日本では「鬼畜米英」だったようですが、
今の右翼は、中国とか韓国の事を口汚く罵るのが流行のようですから、
彼等の頭目はきっと中国か韓国と戦争をさせたいのでしょう。

そんな謀にやすやすと載せられて、日本人を戦場に引き込もうと言うのですから、トンデモナイ輩達です。

インフルエンザワクチンは、アメリカでも数量が不足しているそうですね。
数量不足を大事件のように言い立てて、政府に抗議しているところが、ニュースで流されていました。
もっと恐ろしい病気なら、副作用の危険を知ってでも受けねばならないと思うでしょうが、
今回のインフルエンザ位、大した事も無いのに、どうして不具になる危険を冒してまで、ワクチンを受けなければならないのでしょうね。
あの抗議している政治家は、本気で国民がワクチン不足でインフルエンザに罹ったら可愛そうだと思っているのでしょうか?
偏った思いやりですね。
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アメリカ人にみつぎものをする日本の公務員を滅ぼしましょう。 (みかん)
2009-11-11 06:03:31
アメリカ合衆国のオバマ大統領来日で日本人の生活はめちゃくちやにされている。植民地日本の公務員は「宗主国の黒い王様が来るぞお~」と大騒ぎで莫大な費用をかけて日本人を取り締まっている。日本はすでにアフリカのとなってしまった。植民地日本の公務員にとって大切なのは、日本人ではなくて、黒いオバマなのである。もちろんとてつもない巨額のカネを公務員は、日本人の生活を削って切り詰めてまで、アメリカ人の黒い王様にみつぎ物をするのである。なんというけがれた日本の公務員であろう!こいつらは日本人ではない!植民地日本の公務員は進んでアメリカ合衆国の手先になりたがっているのだ。だから、日本にいても、アメリカ人のような優雅な生活は全然できない。日本人の血や肉は強制的にすべて植民地日本の公務員によってアメリカ合衆国へプレゼントされてしまうのだ。つまり日本国民は家畜で、日本の公務員が人で、うまいうまいと血や肉をすするのがアメリカ人なのだ。最悪のやつらだ!民主党政権になって、最悪の暴力勢力である公務員がますますクローズアップされてきた。この凶悪な人どもをなくさなければ日本の未来はない。この人どもによって日本人はどんどんぶったぎられミンチにされてアメリカ合衆国のスーパーマーケットに並べられていくのだ。
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みかん様 (和久希世)
2009-11-11 08:21:13
コメント有難うございます。
民主党になって公務員の事がますますクローズアップされているとの事ですが、公務員の何がクローズアップされているのですか?
此れまでの自公政権でのやりたい放題だったことが、クローズアップされているのではないのですか?
クローズアップして、これから行き過ぎたところは取り締まっていこうとしているのですから、
自民党が退場してくれて良かったでは有りませんか。
又オバマ大統領をもてなす費用が惜しいとのお考えのようですが、
アメリカ軍への思いやり予算に、毎年どの位使っているか調べてみました。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%9D%E3%81%84%E3%82%84%E3%82%8A%E4%BA%88%E7%AE%97
年 合計金額
1978年 62億円
1979年 280億円
1980年 374億円
1985年 807億円
1990年 1680億円
1995年 2714億円
2000年 2567億円
2001年 2573億円
2002年 2500億円
2003年 2460億円
2004年 2441億円
2005年 2378億円
2006年 2326億円
2007年 2173億円
2008年(予算) 2083億円

此れが気にならないで、友好国の大統領のもてなし費用が、勿体ないとはどういう金銭的感覚なのでしょうね。

それから誰も人間の肉を売ったりはしませんよ。(私の「闘牛」http://dendrodium.blog15.fc2.com/blog-entry-373.htmlをご覧下さったのですね。)
うかうかと戦争に引き込まれたら、酷い目に合いますよといっているのです。
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