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COP15閉幕

2009年12月19日 13時02分32秒 | 海外情報
昨日に引き続き今日もよく晴れているが非常に寒い。
冷たい風が吹いているので日向でも、とても小春日和と言える天気ではない。
冬至を明後日に控えて、デンマークではもっと寒い事だろう。
デンマークのような北欧では、冬至の日は7時間位しか、お日様が出ないと言うことである。
そんな寒い寒いデンマークで、温暖化対策の世界会議(COP15)が開かれている。
COP15:政治合意採択へ 途上国に削減の自主目標要求
  (引用)前略
■COP15の政治合意の骨子■
 ▽産業革命前からの気温上昇を2度以下に抑えるとの科学的見解を確認
 ▽先進国は20年の温室効果ガス排出量を10年2月までに申告
 ▽途上国は10年2月をめどに自主目標を報告。先進国資金を受けた途上国での対策の監視・検証
 ▽対策の費用対効果を高める市場活用を追求
 ▽先進国は途上国の森林破壊防止などに10~12年に300億ドルを提供。さらに20年までに年1000億ドルを目標
 ▽途上国の対策を支援する「コペンハーゲン・グリーン気候基金」を設立
 ◇京都議定書と次期枠組み
 京都議定書は先進国に二酸化炭素など6種類の温室効果ガスの削減を義務づけた唯一の国際協定。国連気候変動枠組み条約に基づき、97年に京都で開かれた第3回締約国会議(COP3)で採択された。国ごとに総排出量の削減目標が掲げられ、先進国全体で08~12年の5年間に、90年比5%の削減義務がある。国ごとの義務は日本6%、欧州連合(EU)8%など。当時世界第1位の排出国で7%の削減義務を課せられた米国は01年に離脱した。削減義務がある国の排出量は世界全体の約3割に過ぎず、議定書発効後に経済が急成長した中国、インドなどの新興国は削減義務がない。このため、京都議定書に定めのない13年以降について、温室効果ガス削減の次期枠組みをCOP15で決定することが、07年のCOP13で合意されていた。
 ◇先進国、途上国の利害調整早期に
 COP15でまとめられた政治合意はグローバル化(地球規模化)時代と歩調を合わせ、中国、インドなどの新興国が台頭する国際社会の変容を反映した内容だ。合意取りまとめに手間取った理由には途上国の立場から「先進国の責任」を追及、自国に有利な状況を作り出そうとする中印の抵抗があった。
 「(気候変動枠組み条約のできた)1992年以降、中国、インド、ブラジルなどの新興国がとてつもない経済成長と工業化を果たした。先進国が状況を変えるだけでは不十分なのだ」。オバマ米大統領は18日深夜、コペンハーゲンで、先進国のみが削減義務を負う京都議定書では温暖化に対応できない現状を強調した。
 ブラジル、南アフリカ、インド、中国はCOP15にあたり、4カ国の頭文字を取った「BASICグループ」としても活動。デンマークが11月末に主要国に提示した先進国寄りの議長案に反発し、対抗案を作成するなど、新興勢力としての存在感を示した。
 先進国は新興国を他の途上国と区別し、温室効果ガスの排出抑制努力を求める合意作りを追求した。だが、政治合意は新興国の抑制計画に対する国際監視・検証のルールが緩く、先進国側が押し切られた感は否めない。
 背景には近年、米国を筆頭に国際社会における先進国陣営の「重み」が相対的に減じている事情がある。昨年秋以降の金融・経済危機への対応でも主要8カ国(G8)の限界が露呈、中印などの新興国を含む主要20カ国・地域(G20)に主な協議の場が移った。
 だが、先進国と他の途上国が新興国と胸襟を開いて話し合い、協力する仕組みは出来上がっていない。COP15でも日米欧がスクラムを組んで新興国の説得にあたろうとしたが、奏功しなかった。国際社会が政治合意を法的拘束力のある新議定書につなげることができるか、温暖化と闘う決意を問われるのはこれからだ。【コペンハーゲン福島良典】
 (引用終り)
120カ国以上の国の首脳が集まっての会議であったが、
京都議定書のような削減目標を掲げると言うことは出来なかったが、夜遅くまでの話し合いで何とか合意書を作る事ができたと言うことらしい。

今回の会議場は、地球温暖化対策を協議するには、寒すぎる舞台であったかも知れない。
各国首脳にとって、冬至前のデンマークでは温暖化と言うことが、
喫緊の課題で有るという意識を、薄れさせる働きをしたのかもしれない。

会議場の外では、会議への反対のデモも有ったとか。

もし温暖化がCO2によるものであるのならば、おちおち等しておられる時ではないはずなのだけれど・・・・・

追記
主要国の首脳が合意した取り決めは、後進諸国の反対によって、全体としては採択されなかった。
COP15は協定への「留意」決議し閉幕、全会一致の採択断念
2009年 12月 20日 09:25

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