春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

ガザ攻撃「戦争犯罪』と決議

2009年10月18日 19時58分45秒 | 海外情報

国連人権理事会:ガザ攻撃、「戦争犯罪」と決議 国連報告書を支持
 【エルサレム前田英司】国連人権理事会(本部・ジュネーブ)は16日、昨年末から今年初めのイスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ地区攻撃を「戦争犯罪」と糾弾した国連報告書について、支持する決議案を賛成多数で採択した。イスラエルや米国は報告書を「不均衡」と反発し、採択阻止に動いたが、切り崩せなかった。

 AP通信によると、決議案は47理事国による投票の結果、アラブ・アフリカ諸国などの賛成25、米国などの反対6で採択された。日本を含む11カ国は棄権、英仏など5カ国は投票しなかった。報告書はイスラエル軍、パレスチナ武装勢力の双方を「戦争犯罪」と糾弾。国連安全保障理事会が公正な独自調査を求め、6カ月以内に結果が示されない場合には、国際刑事裁判所に付託すべきだと提言した。人権理が採択した決議は、潘基文(バンギムン)・国連事務総長に「監視役」としての関与を求めた。

 イスラエル紙ハーレツなどによると、同国のネタニヤフ首相やクリントン米国務長官は英国に反対を働きかけたが、英側は「パレスチナ自治政府のアッバス議長に深刻な打撃を与える」(ミリバンド英外相)との理由で反対に回らなかった。

 米国は失望感を示しており、報告書が安保理に持ち込まれれば拒否権を発動するのは必至だ。また、ガザ攻撃を「正当防衛」と主張するイスラエルは、報告書の指摘に「テロを正当化する内容だ」と猛反発しており、中東和平交渉がさらに停滞する可能性もある。


イスラエルがガザ地区でやった事は、誰が見てもパレスチナ人虐殺と映っていたと思うが、アメリカはイスラエルの戦争犯罪糾弾に、反対したそうである。
両国の関係から言ったら、当然の事だったのでは有ろうけれど・・・・・
只、日本は賛成票を投ずるまでは出来なかったけれど、棄権したそうである。
自公政権だったら、おそらくアメリカに追随して反対票を投じて、世界各国から顰蹙を買っていたことであろうから、民主党政権になっていたお陰の一つであったかもしれない。

アメリカと一枚岩であったかと思っていたイギリスは、投票しなかったとあるが、棄権と投票しないとは又別の事なのだろうか?
アメリカは今現在もアフガニスタンで、非人道的な虐殺行動を続けているから、
イスラエルの「戦争犯罪」を糾弾出来る立場で無いということだろうか。
それとも中東を安定させたくないと言う事なのだろうか?

アメリカは60年余り前には、日本の「戦争犯罪」を裁く音頭とりをしたのだった。
日本人を大勢虐殺したのは、終戦を早くする為仕方なかったのだそうであるが・・・・
処で佐藤栄作元首相は、東京などの都市大空襲を指揮したカーチス・ルメイに勲章を与えていたのだと、先日このブログの「戦争継続中のアメリカ大統領 ノーベル平和賞受賞」に頂いたコメントで、私は初めて知って驚いたのだったけれど、
此れこそウヨさんお得意の「自虐的」と言う言葉がぴったりの行為だったのでは無いだろうか?
アメリカがやった大量虐殺は原爆だけでなく、
大都市を次々と襲った焼夷弾による絨毯爆撃でも、何十万人の人が焼き殺されたか、数え切れないほどの人々が、火の中をさまよった挙句、町と共に焼き殺されたのだった。
絨毯爆撃のやり方は残虐極まりないもので、
先に町の周りに焼夷弾を落として焼く事によって、火の壁を作って逃げられなくした上で、
町全体に絨毯を敷きつめるように隙間なく焼夷弾の投下をしたのだそうである。
これは非戦闘員と分っている一般市民を、町ごと焼き殺す事が目的の、残虐極まりない爆撃であった。
この計画に携わっていた者達が、「もしこの戦争にアメリカが負けたら、俺達は戦犯ものだよな」と言っていたそうだと言う事を聞いた事があるが、
戦後、攻撃した相手国から勲章を得ようとは、彼らも驚いたのではないだろうか。

絨毯爆撃を指揮して、同朋を大勢焼き殺した軍人に、日本の勲章を授けるとは、
佐藤総理はどういう神経の持ち主だったのか、
私のような凡人には理解の域を超えている。

それは兎も角、今回ガザ攻撃を糾弾する動きに、反対票を投じなかっただけでも、
日本は幾らか正気をもどしかけてきたと言えるのかも知れない。