小沢一郎は、非常に頭の良い人であると聞いています。
その立場に立って今小沢一郎氏がやっておられる事を振り返ってみると、
現在一般的に見られている小沢一郎のとは、別の立場が見えてくるのではないでしょうか?
現在小沢一郎を応援している人達は、
「小沢さんが総選挙に勝って首相になる事が出来たら、現在の政治の悪いところを一生懸命匡そうと努力してくれ、内政も外交も日本の政治を、きっと見違えるように素晴しいものに変えてくれるに違いない」と期待して応援しているのだと思います。
小沢一郎にしたら、不遇のときに、ここまで応援してもらったら、
総理の椅子に座った時、その期待を裏切るような行動に出るわけには行かないでしょう。
しかしその期待されている事が、どんなに困難な事であるかを知り尽くしている人にしたら・・・・・
その期待に答える為には、命さえも捧げさせられるかも知れない。
民草を死を賭しても守り抜きたいと思うほどの、愛民精神の持ち主だったでしょうか、小沢一郎は?
消費税導入に力を注いだ人であり、小選挙区制を導入した人でもある小沢一郎が?
彼は体制を護れたら良いと思っている人なのではないでしょうか?
小沢一郎は体制を護る為に必要なら、アメリカの無理も聞くべきだし、庶民の負担が多少増えることになっても致し方ないと思っているグループの人の一人なのではないでしょうか?
今のアメリカは日本が、自民党体制のままでいてくれたらと思っていることでしょう。
これまでの民主党のままでの、政権交代であるなら小沢一郎はアメリカの希望に反しないということが、密約出来ていたから、アメリカは全然心配していなかったけれど、
今回検察を使って、麻生政権がめちゃくちゃな動きをしたから、小沢はややこしい立場に立たされることになってしまいました。
今の小沢は総理の座に座ったら、アメリカの意図するような動き方をすることは出来ないでしょう。
それでは裏切り行為として、小沢政権は庶民からの総すかんを食う事になる。
小沢一郎が本当に改革をしたいと思っているのなら、
ここは民主党のために、悔しいのを我慢し代表を下りて、検察の非をあばく為に、徹底的に戦えばよいと思うのです。
しかし自分のために民主党の支持率が下がっても、民主党の党首でい続ける。
民主党がやろうとしていると期待されている政治改革を、スムーズに成功させる為だったら、身を引くという選択肢も有る筈なのに・・・・・
民主党代表の地位に居座って、民主党の支持率を下げさせ、自民党に活路を開いて欲しいと言って、@億円差し出されたのを受け取ったとまでは言わないにしても、
小沢一郎は、本気で国民の期待に答える気が有るのかどうか疑わしい限りです。