落武者の行方

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K邸

2005-01-21 | architecture


今度は過去のネタを引っ張りだしてきました。




隈研吾氏による住宅、"K邸"です。
個人住宅をこのような場に掲載するのはどうかとも初めは思いましたが、良く考えるとこの類の住宅は雑誌などに採り上げられてだいぶ知られているものですし、住所(雑誌では市区まで大概は書かれています)や余計な詳細を書かなければ問題ないだろうと判断しました。
さらにはこの作品は隈氏のHPにも掲載されてますので・・・。

別名"プラスチック・ハウス"と呼ばれるこの住宅はその名の通りプラスチック、正しくはFRP(Fiber Reinforced Plastic)訳せば繊維強化プラスチック、でつくられたものです。
といっても、勿論全てがということではないですが。

幸運なことに中に入る機会にも恵まれたのですが、勿論詳細は記述しません。
人様の住宅ですし、あったとしても欠点などを述べる気にはなれません。
外部からは暗そうだな~と思っていた内部は案外そうでもなく、自由度の高い空間構成になっていました。
何よりクライアント、すなわち使い手が自由に使っている雰囲気は大変好感が持てるものでした。


ただですね、この住宅の要であるFRPで苦労している点も確かにあるようだ、ということは言っておきたいことではあります。
クライアントが特殊(?)な方で建築家に対して相当の理解があるからこそ出来たものなのかな、と感じました。