落武者の行方

09.02.02>>>迷走中?(since 04.09.13)

北穂に寄せてとロマンティック

2009-04-27 | music
日本フィルの4月25日、第609回定期に行ってきました。

浦田健次郎の「北穂に寄せて」ワールドプレミアと、ブルックナーの「ロマンティック」。

楽しみにしていた前者はとても浦田さんらしい曲で、ノン・ビブラートのソロが不気味に歌う、湿り気を湛えつつ、ロマンティックでドラマティックな曲だと思いました。
14分と長い曲ではないですが、来そうでこないクライマックスにしびれ、最後は定番の眼からちょっと水。

北穂高岳に独力で建てた北穂高小屋の主人でもあった山岳家、故小山義治氏の依頼によってかかれた曲ということで、和楽器を用いているわけではなくとも、トムトム等の打楽器群によってやはり日本的で、そして山を思わせる部分も。
プログラムノートで浦田氏も、意図せずともそのようになってしまっているかも、といったことを書いてます。
でも、そういうものなんですよね、きっと。

そして。
おい・・・ロマンティックって、こんなに良かったかな・・・おかしいな・・・。
ブルックナーってあまり興味なかったのですが。
生の10割増力は恐ろしい。

「6+ アントワープ・ファッション展」

2009-04-24 | art
Tokyo opera city art gallery | "6+ Antwerp Fashion"



東京オペラシティアートギャラリーで6月28日まで開催中の、「6+ アントワープ・ファッション展」です。

凄く面白い企画だと思って、楽しみに行ったのですが、少々物足りない企画展でした。
アントワープファッションには常々刺激をもらっている身なので、個人的に展示物は楽しんで見られはしたのですが、あの規模の美術館が大々的に行う企画にしては少々奥深さが不足しているように感じます。

アントワープファッションを語るなら、日本人デザイナーの影響や、アカデミーの教育/学生作品、卒業した日本人たち、福薗さんや三木さん、坂部さんやナカアキラさん、新居さん、…、を追うだけでもかなり興味深いものが出来る(と思う)し、今回一応メインとされている最もメジャーな“アントワープシックス”とマルジェラにスポットあてるならあてるにしても、いくらでも掘り下げようがあった気がするのですが・・・。

物量があるわけでもなく、学生作品以外はそんなに珍しいものが来ていた感じもしない、ファッションミュージアムの常設展、という感じで非常に中途半端な印象を持ってしまいました。


ただ、そんな中でウォルターの2体がアカデミーの空気を物語るに足るものとして光っていたのは興味深かったです。
学科長があんなのつくってたら勇気でるよなぁ(笑)W&LTから自分の名を冠したブランドに変わってもノリがそのままなのが凄い(出てたのはW&LT時代のものでしたが)。

そしてブルーノピータースのクリエーションやっぱキレイだなぁ…という感じでした。

「ラ・マシン」

2009-04-18 | art
横浜開港150周年記念テーマイベント「開国博Y150」、「ラ・マシン」による「開国博Y150プレイベント」17日の初日に行ってきました。

とりあえず…凄かった…

これは行った方が良いですよ、ホントに。
実際に目の前で動くのは本当に凄い。

18日は11時から赤レンガと18時から親港埠頭にてパフォーマンス、19日は14時~20時にかけて赤レンガから日本大通をパレードする予定だそうです。

必見。あとで写真をちょこっと載せる予定です。

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とりあえず、整備中。時間を調べず朝から来た友達いわくずっとやってたとか



整備整備。脚カッコいい



丸まってスタンバイ



この太ったチャップリンのような方(団長?マネージャー?)いわく、今朝横浜港で水揚げされたらしい



搭乗



とりあえず、色んな音で起こされたクモ様はギャーギャーと歩きだす



歩く



ギャーギャーギーギーブシュブシュ



やべ・・・カッコよすぎる・・・



行きついた先でクモ様は火あぶりの刑に処され



スモークスモーク



もと来た道を逃げ戻ります



隅のほうで…



感電(実際は大量の爆竹)辺りは真白



スタート地点に戻ったら、超強力殺虫剤を浴びせられ…



やべ・・・マジでカッコいいす・・・大量のコードに萌ゆる



悲劇の最期を遂げる



燃え尽きた…パタリ



ストーリーは妄想です。
ムービーも撮ったんですが、やっぱり生とは格段の差が。
写真撮影の大半をコードのディテールの精密撮影に費やしたアホは私です。しかし、マイカメラ、マイスキル、天候、そしてクモ様のおしりの糸のせいであえなく撃沈。


これはお時間あれば、是非、より一段あげて、出来れば観てみてくださいよ、お願いします。
という感じです。
本祭がはじまると有料ゾーン内に入って、さらにどれだけの頻度で動かしてくれるのかも全くわからないので(聞けば教えてくれると思いますが)、今週末ひとまず観たほうが良さそうです。














・・・壊れた伊東さん・・・??



興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」

2009-04-15 | art
Tokyo National Museum | "The National Treasure ASHURA and Masterpieces from Kohfukuji"



6月7日まで開催中の、興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」に行ってきました。

まあ、混んでる混んでる。
年配の方々で朝から行列。比較的流れが早かったのでそんなに待たないで済みましたが…
毎日こんな感じで、早朝行くよりも夕方~閉館時間に行った方がすいているようです(オフィシャルの混雑状況ページより)。

多分2度目の阿修羅、記憶が定かならどこかで一度観たはずなんですが(妄想かも)、今回は裸展示、360度なめまわし。
他の八部衆と、十大弟子、さらに薬上・薬王菩薩、四天王等加えて豪華な展示。

どれも洗練というより、意外なまでの素朴さで、それ故の異様。
阿修羅は周りをめぐると異様に決まるところ、気持ち悪いところと実に様々な表情で面白い。
個人的に好きな迦楼羅はもう一歩だった…


鳩槃荼、畢婆迦羅、羅ご羅は4月19までの展示なので、八部衆、十大弟子現存14体が一堂に会する機会に触れたい方はお急ぎください。




こういう大型展はオバサマパワーがそこここで炸裂していて、要らぬところで疲れます…。

ガックリ

2009-04-05 | music
張り切ってチケットを早々におさえていた4月7日の
「読売日響『日本音楽史の栄光』」@サントリーホール
友達に強引に(笑)予約をとられてマレーシアにいくことになってしまい、行けなくなってしまいました…

悲しすぎます…

旅行も良いんですが、このプログラムだけはどうしても聴きたかったぁ…orz

さようなら、涅槃交響曲…: ;ノシ




では、そんな感じで数日ですが行って参ります。