浪速の格闘技通信(MMA Ranker 浪速支部)

海外の格闘技の大会のカード、結果やニュースなどを逸早く探し、それについての感想や考察を書いていくブログです。

MMA Result

2006-08-18 | Result
UFC:Fight Night 6

ディエゴ・サンチェスvsカロ・パリシャン●(3R判定)
クリス・レーベンvsジョルジ・サンチアゴ●(2RKO)
ディーン・リスターvs佐々木有生●(3R判定)
ジョシュ・コスチェックvsジョナサン・グーレ●(1RTKO)
マーティン・カンプマンvsクラフトン・ワレス●(1Rチョーク)
ジョー・リッグスvsジェイソン・ヴォン・フルー●(1R三角絞め)
ジェイク・オブライエンvsクリストフ・ミドゥ●(2RTKO)
フォレスト・ペッツvsサム・モーガン●(3R判定)
アンソニー・トーレスvsパット・ヒーリー●(1Rチョーク)


UGフォーラムにサンチェスvsパリシャンの動画が落ちてたので(他の試合もあったんですがいつの間にか削除されてました・・・)見たんですが、これぞグラップラー同士の極上の戦いという物凄い試合でした。個人的には今のところ今年一番のベストバウトかも。まぁ人によると思うけど。
 1Rにサンチェスが片足タックルでテイクダウンを奪い、一気にマウントからバックへ。パリシャンが持ちこたえて立ち上がると今度はパリシャンが足を掛けて綺麗にテイクダウンに成功。サンチェスはパリシャンの大振りのパウンドを避けて潜り込みスイープで再びバックを奪うがパリシャンも立ち上がって振り落とす。スタンドで組み付いたパリシャンが自分も吹っ飛ぶくらいの豪快な投げを見せるが、勢いがつき過ぎてサンチェスもすぐに立ち上がる。しかしパリシャンは再び組み付き内股でテイクダウン。サンチェスもすぐさま立ち上がり打撃の牽制で1R終了。
 すれすれの打撃の交換から始まった2R。先にパリシャンが両足タックルからスラムでテイクダウン。サンチェスはTKガードから両足でパリシャンの下半身を持ち上げて浮いている足を掴んで膝十字!しかしパリシャンも回転してこれを脱出し、すぐさま片足タックル。サンチェスも立ち上がり両者組み付くとパリシャンが一本背負い狙いに。サンチェスはこれを耐えて背中にへばり付いてグラウンドに引き込みガード上に。金網際まで持って行きパウンドを狙うがパリシャンも金網にもたれ掛かるようにして立ち上がる。サンチェスの右ストレートに片足タックルを仕掛けてテイクダウンを奪うパリシャンだがサンチェスも体を回転しながらポジションを入れ替えて不完全なバックを奪ったとこで2R終了。
 3R、首相撲から膝蹴りを使い始めるパリシャン。そしてサンチェスの打撃に合わして両足タックルでテイクダウン。サンチェスは金網に押し付けられてパウンドを貰うが首を抱えられたまま立ち上がり逆に片足タックルでテイクダウンを奪い返す。勢いでバックを奪いチョーク、正面を向けばマウントからパウンドを叩き込むサンチェス。流れの中で不完全のバックマウントとなったサンチェスを跳ね除けて両者立ち上がる。再び首相撲から膝蹴りを狙うパリシャンだが、サンチェスもクリンチアッパーで対抗。組み付いて外掛けでテイクダウンを狙うパリシャンだが投げきれずにサンチェスに上を取られる。最後の力を振り絞ってサンチェスがパウンドの連打を放ったとこで3R終了。判定は3-0でサンチェスに。
ただ最終ラウンドは30-26とかいうとんでもない大差がついてるのには納得できないな~。まぁそれでなくてもサンチェス優位だったと思うけど。海外のフォーラムを覗くと「パリシャンの勝ちだろ」「30-26?ふざけんな!」「どう見てもサンチェスの負けだろ」なんかの意見もあるみたいだけど。

日本の佐々木はUFC60で華麗な三角絞めでUFCデビューしたリスターと対戦。レビュー読む限りでは寝技で攻め込まれて完封された感じ。まぁ一本で極めれれなかっただけでも頑張ったほうなのかな。勝ったリスターには本戦で強豪との試合が見たい。
個人的にお気に入りのレーベンはサンチアゴのKO勝ち。1Rはサンチアゴの打撃も喰らって鼻血だしたりして苦戦したみたいだけど、2RにワンパンチでKOした模様。アンデウソンさんには何もできずに負けちゃったけど若いんだしこれからも頑張れ。
未知さん推薦のオブライエンはバンナと同門のミドゥをテイクダウンからパウンドで撲殺。対戦相手のレベルが微妙なんでもまだどうこう言えないけど手薄のヘビー級戦線を盛り上げる存在になってほしい。