次は、「シュミュレーション」というやつ。
先日の走行をパスしたもののみが進める授業だ。(2教室しかないから、予約がとりにくい)
いわゆるゲームセンターにあるバイクと画面があって、架空の街を走るわけ。
今回のインストラクターは、丸顔のよくしゃべる田○センセ。
3人で50分の授業を受けたが、30分くらいはやれ、ジャスコのタダで貰える水がオイシイとか、
バイクは新車がいいか中古がいいか、どこのバイク屋さんがいいか、なーんてことをしゃべっていた。
3人のメンバーは、1人は若い沖縄出身のおにいちゃん、40代のおじちゃん、そして私だ。
「おふたりは、バイク年齢越えてるけど、何があったの?」と聞く田○センセ。な、なんやと。
「いやぁ~うずうずして……」なーんて答えてしまい、センセとおじちゃんに印象を与えてしまったようだ。
のちのち、二人にはお世話になることになる。
シュミュレーションは酔っちゃう人も多いそうだが、私は大丈夫だった。
続いて、「課題」という授業。
いよいよ、スラロームと急制動、一本橋、S字にチャレンジだ。
同じく田○センセ。
まずは、AT車であるビックスクーターに乗って体験するのだが、
このビックスクーター、長い!デカイ!重い!
思わず、乗った瞬間、ドベーン!と転けてしまった。
走り寄る田○センセ。
「おおおーい、大丈夫かぁ?壁とスクーターにサンドイッチにされてるがな!」
そう、壁際に置いてあったので、左っかわに転けた私は、壁に激突し斜めに刺さった状態。そこへビックスクーターが乗りかかっている、という感じをご想像下さい。
とまぁ、またしても、125ccのATスクーターを待機させられつつも、
「いや!大丈夫です!やります!」とビックスクーターでスタート。
均等に置かれたパイロンをうにょ~んうにょ~んとくぐり抜けていくのだが、
バイクと一体になれず、うーーーにょんっ、うーーーにょにょ、ってな感じ。
次に、急制動。これはスピードあげて急ブレーキをかけるというのなので、まぁ大丈夫。
続いて、MT車に乗り換えてスラロームをすると、ミッションのためエンジンブレーキがうまくきき、ええ感じにでけた。
「ビックスクーターよりMTのほうがうまいやん」とか言われ、自信を取り戻す。
そう、忘れてはいけない。私は、車ではMT車スポーツカーを乗り回してたし、体育では5しか取ったことがないという、平均よりちょっとはマシな運動神経だった……ハズ。
しかし、バイクだけはこんなにも体型が左右するとはおもわなんだ。
乗るたびに、一緒になるおっちゃんに「だいじょうぶなんか?」と言われるし、見事なまでに鮮やかに転けるので(※でも無傷)、ある意味目立つ存在である。
毎時間、女子は2人くらいなのでもともと目立つのに、日頃はかないぺったんこの靴を履いた私は、ちいこい上に非力に見え、さらに、歩き方もぺったんぺったんしたりぴょこぴょこしたりしているので、かなり鈍くさく、たよんなさそう。
これは、もう、ハンデをプラスに変えるしかない。
元気よい返事とトゥイティーの目つき(きらきらしてて、下から見上げる感じ)を心がけるようにした。
S字、一本橋は次回へ。
つづく
○この時間のコケ数 ★★
○この時間得たもの 怪我しないコケ方、トゥイティーの目つき
<この時間必要なもの>
リズム感・バランス力・少女の心