今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

インタビュー(ロチェスター)

2008-01-13 22:43:21 | 臨床留学
金曜日はインタビューでした

普通は4,5人のapplicant が一日に受けると思っていたのですが、行ってみると自分をいれて2人だけ

しかも、もう1人はロチェスター大学の医学生で、家庭医療科にずっと出入りしている女の子

ロチェスター家庭医療科はglobal healthに力を入れており、ホンジュラスのある地域で継続的に活動を続けています

現地で人材を育成したり、インフラを整えたりするのに加え、毎年faculty、レジデント、医学生の計十数名が訪れています

その医学生はその活動に携わっており、インタビューの前日にホンジュラスからこんがり日焼けして帰ってきたところらしく

スタッフとも軽口をたたいています

質問タイムになると矢継ぎ早に質問をして、口を挟む余地もなく、あげくの果てには話をしているfacultyの話をさえぎってまで話しています

かといって、全然感じが悪いわけではなく、「文化の違い」と言ってしまえばそれまでです

「日本人はおとなしくてまじめ」と認識されているようですし、applicantも2人だけなので、幸い聞きたいことを聞きそびれることも無かったのですが

やりにくいのなんの

彼女に邪魔されないで聞きたいタイミングで、聞きたい質問をするには、facultyがスライド等で解説しているときに割って入るしかありません

インタビュー自体は、ディレクター、副ディレクター、チーフレジデントと1対1でそれぞれ30分ずつ

これはどのプログラムもだいたい共通のようです

圧迫面接という雰囲気は皆無で、本当にベーシックな質問だけでした

なんで家庭医療なの?
なんでうちのプログラムなの?
将来どうしたいの?
CV(履歴書)やPS(personal statement)で気になるところの質問

余りもの打ち解けた雰囲気に拍子抜けです

このプログラム特有のものなのか、「家庭医」に特異的なものなのかは今後、要観察です。


Family Medicine Center(クリニック)


同クリニック
まあまあ新しいです
中はすごくきれい


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2 コメント

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インタビューの成功をお祈りします (ポチ)
2008-01-16 05:57:22
アメリカに来られているのですね。サンクスレターはどうにかなっていらっしゃいますか。確かに、うちに泊まりに来たアメリカ人医学生も、インタビューの緊張はなく、遊びに行ったり友人に会う予定を入れていて、臨床実習の息抜きに旅行を楽しんでいるという感覚でした。仕事はしないが自己主張する人の方がアメリカでは得をするという意見もありますが、実際、アメリカ人でも人を良く見ていて、寡黙でも仕事ができる人は最後に評価されていると感じます。また、本当に一流の人ほど、人格も優れているなと感じることも多いです。プレッシャーやストレスは本人でないとわからない辛さがあると思いますが、どうか体調を崩すことなく、インタビューが成功することをお祈りしています。
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RE:インタビューの成功をお祈りします (ポチ) (familymed758)
2008-01-16 08:57:38
ポチさん
コメントありがとうございます。
ロチェスターでは、レジデントに1日中遊びに連れて行ってもらったり、パーティーに出たりかなりエンジョイできました。
緊張感が無いと言うと嘘ですが、正直すごく楽しいです。みんないい人ばかりで、出会いがうれしいです。
まだ2つしか終わっていないのに、くたくたです。時差があって睡眠不十分な上に、夜遅くまでディナーやらパーティーやらに出て、食事が重たく胃たれでよく寝れていないという悪循環があります。でも楽しいです!
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