今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

ナイトシフト

2009-11-10 01:07:28 | 臨床留学
  アナーバーでは好天で暖かい日が数日続いています

私はそんな好天の恩恵を全く受けられない、ナイトシフトのまっただ中

仕事中に珍しく小暇ができたので、現在の勤務について書きたいと思います

アメリカのレジデントプログラムでは一般的だと思いますが

病棟の夜間は、ナイトシフトという担当者が大部分をカバーするのが一般的です

私のプログラムでは、大学の家庭医病棟、地域病院の家庭医病棟、FMB(お産と新生児担当)病棟の三つの病棟を運営していますが

前2病棟はナイトシフト制をしいています

病棟は3人のシニアレジデントがまわすことになっています

この3人を仮に
A 昼シニア
B 夜シニア
C サポートシニア  として

午前7時から午後7時までを昼シフト

午後7時から午前7時までを夜シフト とすると

A, B, Cの担当は以下のようになります

   昼    夜
月      A             B
火      A             B
水      A             B
木      A             B
金      C             A
土      C             C
日      B             B

病棟担当に入っていないところは休みorクリニックで

現在Bを担当している私は、金曜日の午前がクリニックです

日曜日から木曜日まで連続で夜勤が入ること自体がきついのですが

日曜日の24時間勤務と、金曜の夜勤明けクリニックが何と言っても鬼門です

通常のローテーションは1ヶ月でまわしますが

ナイトシニアはしんどい勤務なので、月を前後半に分けます

ですから私のナイト勤務は11月1日から15日まで

今回、何がつらいかというと11月1日と15日が日曜日だということ

つまり24時間勤務の、魔の日曜日が3回もきてしまう当たり勤務

さらに娘が上気道症状と高熱4日目の状態にあります

間違いなく彼女はH1N1インフルエンザだと思うのですが

このシフトが終わるまで自分がインフルエンザにかかるわけにはいきません

かといって、シフト後は2週間休みでガラパゴスへの旅行が待っていますから

その時に病気になるのも、大問題

幸い数日前から、咽頭痛があり熱をださずにきていますので

うまいこと軽い症状で抗体ゲットしたのではと解釈しています

それにしても、このシフトは老体にこたえます

あと1週間、頑張らねば

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2 コメント

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Unknown (はっちゃん)
2009-11-11 07:38:54
ナイトシフトというのがあるんですね~!
ファイトです!!!
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re:Unknown (はっちゃん) (familymed758)
2009-11-12 10:49:09
コメントありがとうございます。そうなんです。ナイトシフトはレジデントの仕事。アテンディングは夜、家で寝てます。レジデントの間だけ、というので頑張れます。内科系のプログラムもしかり。当直を一生続ける日本の内科勤務医はどうなんでしょう・・・・
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