今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

帰りの飛行機(高山病対策)

2008-01-25 04:24:18 | 医療ネタその他
ようやく全てのインタビューを終え、帰国です

行きの機内で頭痛や吐き気を起こしたは高山病である自己診断(思い込み)に基づいて対策をばっちりとりました

1.水分をしっかりとること
 自分の尿量をみつつ、普段の倍ぐらいの水分を取りました

2.カフェインを避ける
 コーヒーは我慢して、ひたすら水です

3.早めのNSAID投入
 案の定、肩こり感に似た感じから、徐々に頭痛が出現したため早めにロキソプルフェンを内服

なんとか大きな体調不良を起こさず、耐えることができましたが、やっぱり以下の小さな症状がありました

1.眠れない
2.体の節々がだる重い
3.めまい(飛行機が安定航行中なのに、ゆっくり下降している感覚が常にありました。前回りの平衡異常があったのでしょう)
4.頭痛

そしてこれらの症状は、名古屋におり着くと全て消失

思い込みの効果がどの程度入り込んでいるか分かりませんが、

「やっぱり高山病が出現した」

というのが今回の変わらぬ感想です

こうして体調のことを考えながら、飛行機で長時間過ごしていると、周りで体調を崩している人に多く目がいきました

咳をしているCOPDとおぼしき男性が数名(乾燥と低気圧)
泣き続けている赤ちゃん(耳管がせまく、気圧調整がうまくできていないのでは?)
ふらふらになりながら、トイレに何度も行くお年寄り

幸い、大事はありませんでしたが、エコノミークラス症候群だけでなく、飛行機の長時間航行をなめてはいけないんだということを、体で憶えた一日でした


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