今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

研修開始~オリエンテーションのヤマ

2008-06-14 15:49:54 | 臨床留学
木曜日の夜中に現地入りし、週明けの月曜日から研修開始です

研修開始前の平日は、金曜日しかないため、生活面の準備や事務的な手続きを済ませるのに大忙しでした


6月16日の研修開始から6月終わりまでの2週間はオリエンテーションです

その後の1ヶ月も、Block monthといって1年目のレジデントは皆でオリエンテーションの続きのようなものを受けます

実質1ヶ月半もオリエンテーションがあるとはすごいです

さすが、教育に対する投資が濃密です

それだけ長くオリエンテーションしても大丈夫なほど医者がそろっているということでもあります

しばらくはオリエンテーションなので、臨床漬けからのブランクがあり、かつ時差ぼけもある私にはちょうどよいリハビリです

それでも最初にちょっとしたヤマがあります

それは2週間で3つ続く実技講習
  • NRP
  • PALS
  • ACLS/BLS

研修初日はいきなりNRP (Neonatal Resuscitation Program)で一日つぶれます

これは新生児の蘇生処置の講習で、日本でも普及し始めているようです


そのあと週末の土日は、一日中PALS(Pediatric Advanced Life Support)

小児二次救命処置法の講習で、こちらも日本で始まっています


そして翌週の水、木でACLS/BLS(Advanced Cardiovascular Life Support/Basic Life Support)

これは昨夏に日本ACLS協会主催(AHA公認)の講習を日本で受けたので、私は今回は免除されました

日本で受けてもAHA公認であることを活かして、インタビューに呼んでもらうアピール材料になればと、高額な費用を払って日本で受けたのですが

結果的にはあまり影響が無かったように思います

どうせレジデントになれば、タダで受けられるのを知っていたので、「ちょっと痛い出費だったかなあ」と思ってはいたのですが

今回の免除でちょっと助かった感はあります

というのも、2週間で3つの講習

受けること自体は良いのですが、予習が大変なのです

分厚い英語のテキストを3つドサッと渡されても、読破するのはかなりしんどいです

ACLS免除でもらったoffの時間は、車の免許取得に当てようと考えています

最新の画像もっと見る