今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

小児科病棟で診ている症例

2009-03-22 23:16:33 | 臨床留学
大学病院での研修の問題点は、洋の東西を問いません

教育のシステムとしては、大変行き届いていますが

患者層まではコントロールができないからです

すなわち、common diseaseよりも特殊な病気が多いこと

正確に言うと、「特殊な病気」ではなく「特殊な病態」です

commonなものはやっぱりcommonなので

たくさん診ているのは
 喘息
 RSVの細気管支炎
 ウイルス性胃腸炎
 新生児の敗血症疑い
 新生児高ビリルビン血症

ただし背景として
 「肝臓移植後の」、「short gut syndromeの」などがついていることが多いのです


(以下は自分のリフレクションのための覚え書きです)

他に担当した患者さんとしては  
  • 急性膵炎
  • Failure to Thrive
  • Tracheobronchomalacia
  • 潰瘍性大腸炎
  • Edward症候群
  • 膀胱尿管逆流
  • 薬物中毒(自殺企図)
  • 糖尿病(type1)
  • 糖尿病性ケトアシドーシス
  • Blue Rubber Bleb Nevus Syndrome
  • Juvenile dermatomyositis
  • Generalized lipodystrophy
  • Beckwith-Wiedemann Syndrome
  • 川崎病

また当直時のcross coverとして他のチームの患者さんでよく遭遇するのが

  • 左室形成不全に対するHemi-Fontan手術
  • 大動脈縮窄症
  • seizure
  • 嚢胞性線維症
  • 肺高血圧症
  • ネフローゼ症候群

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