今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

インタビュー(ミシガン)

2008-01-16 18:43:04 | 臨床留学
ミシガン大学では、ロチェスターとうってかわってApplicantが6人います

前日の夕食会でもApplicant5人とレジデント3人のバランス

前回、注目されすぎてナーバスになったのに、逆にApplicantの比率の方が高いとテンションが落ちます

インタビューは、午前中に大学病院とYpsilantiクリニック(二つある教育クリニックの一つ)の見学

午後は郊外にあるcommunity hospitalともう一つの教育クリニックであるChelseaクリニックの見学

地域のクリニックと地域病院を確保する意味で、大学病院を中心に、YpsilantiとChelseaは全く逆方向にあり、それぞれが大学から車で20分ぐらい。距離にして20kmぐらい

渋滞はほとんどないとのことですが、移動がちょっと気になります

Applicant計6人で回ったのですが、ほとんどが最後の面接ということもあってか、あんまりみんな積極的ではありません

他の人が積極的でないので、案内役の隣を確保して好きなことが聞けました

どうやら、ロチェスターで会った医学生が特別押しが強い人だったようです

最後に4人の面接官と面接です

今回も全体にフレンドリーな面接ばかりで気楽でした

唯一あせったのがpsychologistのロマーノ先生との面接

Behavioral Scienceのカリキュラムの説明をされているときに、

「どの程度Behavioral Scienceを知っているのか?」と聞かれ

「Formalではないが、そこそこは実践している」と答えると

「それでは実際の症例を挙げてみて」

想定外の質問に戸惑いながらも、最近診た在宅の患者さんで、家族システムの話題を出したことを思い出して、何とかクリア

びっくりしたのは最後に面接したプログラムディレクター

卒業年度が何と一個下

さすがに年齢は上のはずですが、びっくりです

ディレクターというのは、プログラムの責任者ですが、感覚としては大学で言うところの教授等よりは、医局長という印象です

それにしてもよっぽど優秀なんでしょう

ちょうどディレクターが交代したばかりで、前ディレクターは別の肩書きに昇格です

過去のディレクターのうち4人(5人だったかな?)がプログラムに残っています

層の厚さは尋常ではありません

人の出入りが少ないことが、動脈硬化に繋がっていないかどうか?さすがにそこまでは分かりません

あまりにも大きなプログラムで層が厚いので、レジデントとfacultyの関係が遠いのでは無いかと危惧していましたが、そうでもなさそうです

楽しい一日でしたが、インタビューが終わったその足で空港直行

ボストンへ移動して明日もインタビューです

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