今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

医者性悪説

2010-01-29 13:33:16 | 時事ネタ
ものすごく主観的な話です

日本での医者性悪説

アメリカに来て改めて実感しています

アメリカの医者はすごく儲けています

家庭医は収入的には最下層ですが、日本の開業医のアベレージぐらい

放射線科、心臓外科、整形外科、眼科はすごいです

例えば放射線科、平均年収が5000万円越えです

労働時間も、日本の医者と比べれば遥かに少ないです

そして、国民は金がなければまともな医療が受けられません

そんな状況にも関わらず、「医者だ」というだけで公共の場で丁寧に扱ってもらえます

「努力して医者になって、医者になってからは当直などをこなし、患者さんのために頑張っているね」と

「尊重してもらっている」「敬意を払ってもらっている」ことを実感します

翻って日本ではどうだったかと思えば

「医者は儲け過ぎ」「医療ミスだ」「たらい回しだ」

「尊敬しろ」などと尊大なことを言うつもりは毛頭ありませんが

せめて「多くの医者が身を粉にして働いている」という現状に見合った、収入と敬意があってほしいと願わずにはいられません

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