今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

日米医学医療交流財団

2008-03-29 00:18:30 | 臨床留学
2年で1000万円!

北米留学にあたり、準備するべき金額の相場として昔から言われている数字です

研究留学で、グラントを確保できなければためておかなけばいけない額です

臨床留学であれば、レジデントの年棒がだいたい500万円前後ですからぎりぎりクリアです

といっても、この金額は最低ラインの生活を維持する額です

家族持ちであったり、都会で暮らせば足りません

そんな貧しきレジデントに朗報です!

日米医学医療交流財団の助成金(最高100万円/年)をもらえるようになりました

助成金というと企業のひも付きが多いのですが、この財団は個人等の小額寄付が主な財源だそうです

将来日本に帰って、医学教育で還元したい人間を応援するという趣旨らしく

自分の渡米の目的からいえば、申し込ませていただいて良いかと思いました

もともとこの助成金はレジデントも含んだ臨床研修をする人を対象としていたのですが

申し込みをできる基準が、海外での収入が4万ドル/年 以下だったので、私も断念していました

物価の上昇に伴ってレジデントの給料も年々少しずつ上がり今は年間4万から5万ドルが相場です

おそらく昔のレジデントの給料を基準にしていたのでしょう

その基準がこのたび5万ドル/年 に緩和されました

今年の申し込み期限ギリギリに条件が緩和され、あわててTOEFLを受験し、何とか私も申し込むことができました

あまり知られていないせいか、最大15人の助成枠に対して、今年の申込者はわずか3人

来年以降の渡米を考えている皆さん、御一考を!

そういえば、既に渡米されていても申し込みは可能です