ぐるぐる自転車どこまでも

茨城県を自転車で散歩しながら,水戸藩の歴史について考え,たまにロングライドの大会に出場,旅する中年男の覚書

水戸歴史探訪サイクリング~三ノ丸

2012-10-09 07:32:25 | 自転車
水戸駅北口から銀杏坂の上り口にある銀杏の木を右手に上ると三ノ丸にでる。
真正面に白壁が見える。
なかなか趣きがある。
この辺りはもと弘道館だった所だ。

白壁沿いに右手へ回り込むと、弘道館の正門が見えてくる。
弘道館は水戸藩の藩校で、徳川斉昭公が造らせたものだ。
斉昭公の銅像は弘道館の向かいにある。人々を導かんとする烈公の人柄が滲み出ているように思う。


藩士の学びの場であり、文館、武館、医館が設けられた。現代なら大学というべき位置づけになるのだろう。
残念ながら、幕末の戦闘で幾つかの建物が消失したがそれでも主たる建物は残っている。
正門の柱などに弾痕を見つけることができる。
ここは最後の徳川慶喜公が謹慎した場所でもある。
現在は、残念なことに震災で建物などが破損し建物内部への立入はできず入場無料となっている。
庭を歩きながら建物を眺めるだけだが、庭木に見事なものがあり、なかなか落ち着いた雰囲気がある。
多くの人は、弘道館の裏手にあるものを見ようとしない。
せっかくだから裏手に回り、何があるか見て欲しい。



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