ぐるぐる自転車どこまでも

茨城県を自転車で散歩しながら,水戸藩の歴史について考え,たまにロングライドの大会に出場,旅する中年男の覚書

自転車旅行~一日の走行距離

2012-12-20 08:39:32 | 自転車
天狗党を追う旅をするまで、自転車で複数日にわたる旅はしたことがなかった。
一日の旅とかロングライドのイベントへの参加は結構こなして、一日に230km走ったこともあり、巡航時速30キロで走ればまあ160kmなら軽くいけるだろうと考えていた。今年はそれなりに走っていたので自信があった。
しかし、よく考えてみたら、使用するのがクロスバイクで搭載する荷物が多く、ほとんど荷物を積まずに走るロードバイクとはまったく違う。
そこで、念のため、試験的に11月初旬に茨城県北部の里山を走るハーフセンチュリーに荷物を搭載したクロスバイクで出場してみたが、やはりロードバイクの走りとは違う。あっという間にロードバイクに引き離され、ノロノロと一人旅をせざるを得なかった。
こんなはずはない。もっと走れるはずだと頑張ったがやはり走れない。この体験を踏まえて、当初、一日150kmくらいは楽勝と甘く考えていた計画を変更せざるを得なかった。
では、どのくらいが適当かというと、道中、峠があり、適当に立ち寄り観光したり写真を撮りながらだとすると1時間に10kmくらいのペースで考えたほうがよいのではないかというのが結論である。
晩秋だと朝9時から午後4時頃までの7時間が安全に走れる時間帯だろう。こう考えると70kmくらいがいい感じである。
今回の旅では峠越えがあったので平地の巡航速度は20km以上30kmくらい、下りは相当な速度を出しており、ノロノロと走ってはいない。それでも平均一日80~100kmくらいであった。
どこかで標高200mにつき1時間を考えると無理がない計画が立てられると読んだ記憶がある。今回は1000から1500mの峠越えをしているので4時間くらいは余計にかかる計算だった。
実際に、クロスバイクに荷物を積んで走ってみて振り返ると、標高200mを上るにつき1時間はなかなか実践的なアドバイスだなと思う。
今回の旅程で、樽見から越前大野の温見へは当初は大垣から越前大野までを考えていた。しかし、前日に、ちょっと無茶かもしれないと考え直した。
それで、出発地点を樽見に変更し、大垣駅からの電車の時刻を一本前倒しにした。
結果的にこれは正解だった。もし、当初の予定通りだったら峠越えは午後3時か下手すると4時頃になっていただろう。そうなれば、あの温見峠の急峻で荒れた細い道を温度は零度を下回る頃に下ることになる。今から振り返り想像するとゾッとする。危険極まりない無謀な旅行になるところだった。
今回の旅は、自転車で史跡を回りながら峠越えをする上で有益だった。
もし、同じような自転車旅を考えておられる方がおられたら参考になれば幸いである。




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