ぐるぐる自転車どこまでも

茨城県を自転車で散歩しながら,水戸藩の歴史について考え,たまにロングライドの大会に出場,旅する中年男の覚書

天狗党を追う~下諏訪から大垣

2012-12-24 07:37:04 | 自転車
この日は下諏訪から大垣まで移動することにした。
下諏訪から飯田までは輪行。
飯田から下清内路峠越え、妻籠、馬籠、中津川へ自転車で。
中津川から大垣は輪行。
どうしても日程的な制限があるので、このようなスケジュールにせざるを得なかった。

下諏訪神社秋ノ宮の近くのホテルに宿泊した。
5時すぎに起床し,ホテルを出ると外はまだ真っ暗だった。
ライトをつけて駅に向かって走り出すと,神社のほうから太鼓の音が聞こえてきた。
神主さんたちは早朝にもかかわらず儀式を行っているのだ。
昔,お寺のお坊さんに話を聞いたことがあったが,世界の平和を祈念しているのだという。
神社の森から聞こえた音で,とてもすがすがしい気持ちになった。

その後,下諏訪駅に向かった。
下諏訪駅について,自転車を輪行袋に入れた。
駅舎の階段を上り,反対側のホームに移動したが,自転車の重さを感じた。
肩にかけるベルトの部分が食い込む感じで長い距離を持ち運ぶことはとてもできない。
ちょっとかついで歩いては下ろしての繰り返しでやっとホームにたどり着いた。
自転車の輪行袋を担いでいるのを見て,「あれは自転車の輪行をしているんだ」と話している青年がいた。
もしかしたら,自転車乗りなのかもしれないが,離れていたので話しかけることもなく終わってしまった。
下諏訪駅では,それほど多くの人は乗らなかったが,その後,時間が7時を過ぎるにつれてどんどんと高校生が乗り込んできた。
満員電車になった。
高校生たちは,それぞれテキストを見ながらぶつぶつとつぶやいたり,マーカーを引いたところを隠しては何度も見ていた。
どうも,テストが近いらしい。
懐かしい気分になった。

輪行中の車窓から見た風景。天狗勢もこの風景を見ながら南下していった。


輪行袋を置く場所。
電車に乗る前に、駅員さんに自転車を置けそうな場所を聞いていた。この写真は高校生が全員下車してから撮影したもの。
かなりの時間、通学のための高校生で車内は混雑をしていた。


飯田駅前。
実は、自転車を組み立てて走り出そうとしたらギアがもっとも重いところに入っていたため、こぎ出しでこけて恥ずかしい思いをした。


清内路峠へ向かう道。坂道が続く。


途中で上ってきた道を振り返って撮影をした。傾斜がわかる。


谷間の先の方を撮影した。だんだんと谷が深くなっていく。
民家は傾斜地にある。平地はほとんどない。


清内路の中学校の校舎。鉄筋コンクリートで立派。


清内路の旧道。


清内路峠近くの石碑。
ここまでの傾斜はきつい。途中で何度も下りてしまった。
自動車がエンジン音をうならせがなら上っていく。
天狗勢はやっとここまで上ってきて、ここで陣形を整えて峠を越えたらしい。


清内路トンネル
この右側に旧ルートがあるが、閉鎖されていて、自転車では通行できない。
やむをえず、この新しいトンネルを通ることにした。
たまたまトンネルでは追い越されなかったが、自動車の音が反響してものすごい音で迫ってくるので、恐怖を感じる。


トンネルをくぐると、えんえんと下る。
これまで稼いだ標高を使いながら、妻籠へ向かう。
こんなに下るのかと何度も思ってしまった。
途中で、左側に見えた集落を撮影した。


体が冷えたので、途中で休憩し、近くの山を撮影。


妻籠へ到着。自転車を押しながら歩いた。
午後3時を過ぎていたので、観光客はそれほど多くなかった。


ふと、上を見上げると真っ赤にもえた紅葉を発見。
ものすごく美しかったので、しばし見とれていた。
それを見ていた観光客が同じように上を見上げ、きれいねと感嘆していた。


妻籠宿の本陣跡
天狗勢が宿泊した。


展示されていた銃。
天狗勢のころもこのような銃を使用していたのだろう。
どのくらいの射程距離があるのかなどを調べたいと思った。


ふたたび紅葉の樹木を撮影。
ほんとうに美しかった。


馬籠峠の途中にあった中山道の道。
この道を天狗勢が通ったのかと想像した。


中山道。石畳の道。


馬籠峠の頂上。
妻籠から馬籠峠へもきつい坂だった。
なんどか、下りて自転車を押した。


馬籠。
ほとんど夕暮れの時間帯だった。


馬籠本陣跡。
藤村記念館。


馬籠宿をくだる。
正面は恵那山。


馬籠宿を出るときには日が落ちていた。
暗くなった中をライトを点灯しながら坂を下った。


中津川駅。


名古屋へ向かう電車の中。



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