ぐるぐる自転車どこまでも

茨城県を自転車で散歩しながら,水戸藩の歴史について考え,たまにロングライドの大会に出場,旅する中年男の覚書

2013ハーフセンチュリー茨城 今年のルート

2013-10-13 20:26:12 | 自転車
先日、2013ハーフセンチュリー茨城の資料が届いた。
それによると、今年はルートが一部変更になったようだ。



ものすごい上りはないが、4、5の上りがあり、その他は細かいアップダウンがある。
コースのコンセプトは、多少のアップダウンをスパイスにした茨城の秋の里山サイクリングといったところだろう。
獲得標高は、約840m
距離は約85km


では、コースだが、

スタートから最初のチェックポイントまでは例年通り。

運動公園を出てから、金砂郷の工業団地まで上りはない。

その後は、田舎道を走り、通称そば街道へ。
そこからフラットなのだが、かなり緩い上り。金砂の湯から犬吠峠への上りはややきつい。
峠の標高は約130m。
コースの最低標高は約10m。

その後は、標高約30mまで、一気に下る。
びゅんびゅんスピードが出ますので、注意。

国道118号線を越えると再び上り。斜度は8%くらいか?
8%の坂は約1km。

そして、南沢公園チェックポイントになる。
ホカホカの御前山味噌まんじゅうがたぶんもらえるはず。味わってください。

チェックポイントを過ぎての下りは狭くカーブが連続するので危険。要注意。
例年事故が起こっているようだ。

その後のコースは、例年と異なっている。
南皆沢公園チェックポイントを通過して下り、アップダウンがあり、ほぼ上りきったところをわずかに過ぎて左折し、県道102号線を走るのだが、今年はそこで曲がらずに真っすぐ進む。
ここも上りになる。
標高差約60m。斜度は3%くらい。距離は1700mくらいだろう。

左折する場所は下檜沢、県道29号と163号のY字型交差点を坂の途中で左折しなければならない。
坂道だからといって飛ばし過ぎると行き過ぎてしまうので、注意した方がよいだろう。

その後、下檜沢を左折して、旧緒川村に入り、たぶん、旧緒川村の集落をすぎて、県道12号線を南下。

下小瀬で右折して山の中に、カバヤゴルフのほうへ(地図では鹿島神社の手前を左の方へ)
途中、少し上りがある。
標高差約50m。斜度は2%をちょっと、距離は約2kmくらいか。

そして南下し、下ると国道へ出る。
下りは6%くらいで、距離は2kmくらい。

那珂川を渡り、コマネギ峠へのルートへ。
ダム湖の脇を走る。

コマネギ峠から那珂川の千代橋あたりへのルートは例年通り。
コマネギ峠が最後の上りになる。


コマネギ峠の標高は約205m。
途中、那珂川付近が標高25mくらい。
約180mの標高差。
平均斜度は、4~5%
10%を越える場所はほとんどないはず。
コマネギ峠の下りは、途中、路面が荒れているところがあるので要注意。
穴が空いていたり、濡れ落ち葉があったりする。

峠を下ったら、後は基本は平坦。
残りは約20kmくらいだ。

コマネギ峠を下りて平地に出て那珂川付近の橋あたりからのコースは例年とが異なっている。
ここは走ったことがないのだが、たぶん、田んぼの中の道を走る。
途中国道123号と合流する。
国井大橋を渡り、県道102号線を北上。
戸というところで龍昌院の信号を右折。


ゴールまでは、風がなければ快調に走れるはずだが、那珂川を挟んで南北にユータンすることになるので、風が吹くかもしれない。
コマネギ峠までの峠で足を使ってしまった人はちょっとの風でも意外に辛いかもしれない。

龍昌院からゴールまでは例年通り。
最後にほんのわずかの距離の坂があるが、疲れた脚にはきつく感じるかもしれない。



この地図だと上部に千代橋とあるところから那珂川の左側の田んぼの中を国道123号線と平行しながら途中まで走り、岩根町の下あたりで123号線に合流し、下の方の赤い線(常磐高速)を過ぎてから曲がって那珂川の国井大橋を渡り、上へ向かう。


それほど例年のタイムに大きく影響するほどの変更ではなさそうな気がするがどうだろうか?
自分の感覚では、去年に比べて20分くらいよけいにかかるような気もする。
トレーニング不足だからだ。

御前山 サイクリング

2013-10-13 17:10:17 | 自転車
10月13日は、O君とIさんと3人で、水戸から御前山まで往復した。

御前山は、水戸から西北西に約25キロ、那珂川の上流に位置する。
明治までは、那珂川が水上運送で用いられていたことから、御前山にも船着き場などがあったらしい。

 御前山の名の由来だが、伝説によると女帝であった孝謙天皇の愛を受けて法王の座についた道教が下野国に左遷され、やがて御前山に孝謙天皇とともに住んだことからいわれている。あくまでも、伝説である。

御前山は徳川家により伐採を禁じられたため緑がたくさん残っており、キャンプ場などがあり、アウトドアを楽しむ人が多い。


さて、今回のサイクリングの目的は、11月3日のハーフセンチュリー茨城に備えて、なまりきった体を少しでも鍛えようという魂胆である。

まさかそんなことはないが、途中の坂で息切れしてぶざまな醜態をさらしたくないのだ。

巡航速度は30kmとした。これでも50歳を過ぎた親父には結構キツイ。
最近は、歴史ポタリングばかりで、ちょっと走っては寺社仏閣などで立ち止まり、あれこれ詮索いや散策して歩くことが多くなっており、速度を維持して走ることがめっきりと少なくなった。

本日のルートは
三の丸から法務局の横の坂を降りて、那珂川を渡り、青柳のプールのところで左折し、那珂川沿いのサイクリングロードを走り、下国井のあたりから、県道102号線を走り、県道21号線にぶつかったら、左折し、御前山を目指す。
帰りは、途中まで那珂川の西側を走り、同じコースを戻る。

このルートは、那珂川沿いの自然を楽しもうというものだ。
残念ながら、これといった絶景はないが、のどかで気持ちがよい日本の田舎風景が楽しめる。
田舎の空は、大きく、広い。田舎であるがためにビルや建物など視界を遮るものがない。
左右に広々とした田園風景が広がり、そこに点在する農家や小さな里山、那珂川の流れなどが楽しめる。
秋になると、農家の庭先に柿の実がなり、すすきがキラキラと光り輝きながら風に揺れ、赤とんぼがのどかに空を飛び、鳶のピーヒュロロという声や那珂川を遡上する鮭の群れを水面の中に見つけることができるだろう。
約1300年前の常陸国風土記の世界がまだそこに残っているのだ。

県道を走るので、自動車の交通量がそれほど多くないために走りやすい。
とくにダンプカーやトラックなどの台数が多くないのが有り難い。
有名な国道を走ると、大型車両に怯えながら走ることになるのだが、ルートを考える際には、極力、有名国道は避けるようにしている。
最近は、大型車両もサイクリストに気を使ってくれているのだが、それでも怖い。
遠くからでも、だんだんと近づいてくるのがわかる。
追い抜かそうか、どうかタイミングをはかりながら、ここぞとアクセルを踏み込むと、ブォブォブォ~と猛獣のような大きな音とともに風圧で左に押し出されそうになる。これが怖い。

晴天に恵まれ、気温も秋らしさを感じさせるくらいのほんの少し肌寒さで、湿度も猛暑の頃のまとわりつくしつこさもなく、快適に走ることができた。

御前山の赤い橋に到着すると、饅頭を食べることになっている。
交差点のところに饅頭を売っている店がある。それほど大々的に売り出していないので、地元の人間しか知らないが、人気の饅頭だ。

出来たてホカホカの饅頭は、美味しい。バラ売りもしている。一個でも売ってくれる。手触りが柔らかく、暖かい。出来たてなのだ。ビニールの包みを外すと、饅頭の甘い香りが漂う。一口で食べられるくらいの大きさなのだが、二つに割る。片方を口に放り込む。口の中にほどよい甘さが広がる。素朴な優しい美味しさが広がる。御前山饅頭は、やはり、美味しい。

饅頭を頬張りながら、交差点を見ているところ、オートバイのツーリンググループが多い。信号のたびにグループがやってくる。

ここを通ってひたちなか方面、つまり海へ向かうか、逆に茂木や那須へ向かうのだろう。

赤い橋の周辺を見るとテントやバーベキューの準備をしている人やら、釣り人がたくさんいた。

御前山は、川や自然を楽しみ、遊ぶ場所なのだ。
行けば何かをしてくれるところではない。自然が身近にあるが、手取り足取りサービスしてくれる親切さはない。遊ぼうとする人が主体性を発揮しなければ何ともつまらない場所になってしまうだろう。観光で見るだけとか、プレジャーランドのような楽しみを期待してはいけない。
ウォーキングで、釣りでも、河辺でキャンプでも、バーベキューでも、ウォッチングでもいい。自然と触れ合う気持ちが大切な場所なのだと思う。


さてさて、
御前山へ向かうサイクリングする際に、お勧めは、

1、御前山まんじゅう「ひやま」
  できたてホカホカの饅頭を1個から販売してくれています。地元の名物。

2、御前山の赤い橋
  那珂川大橋が正式名称であったかな? 途中で下を見ると、鮭の遡上などを見かけることがあります。

3、鮎の塩焼き
  ところどころで鮎の塩焼きを売っています。那珂川は鮎釣りで有名です。

4,藻屑カニ
一部のマニアにしか知られていない季節もの。上海蟹の親戚?と言われる川蟹。美味。

いかがでしょう。