Mrs.ベリーのVeryな一日

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蒼穹の昴(2)

2006年01月19日 17時16分21秒 | ベリーの感想文(本・映画)
蒼穹の昴(2)

講談社

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天気    寒さがもどってきた~。

浅田次郎 著 : 蒼穹の昴(2)
を読みました。

この本、単行本だと上下巻なんですね。
私の読んでいるのは、文庫で4冊に分かれています。
ですので、それぞれが、起承転結になっていて、
とてもいいです。今回読み終えた、2巻はにあたります。

チュンルンは、都で出逢った物乞いの胡弓弾きに
導かれて、行き場を失った、元宦官たちと暮らし
お城にあがる日に向けて、宦官としての行儀作法や
技術を叩き込まれます。
一方、ウエンシュウは立派な官吏になり、政治の中枢へと進みます。
この二人の、物語と平行して、世に名高い悪女帝
西太后(シータイホウ)も登場します。
多くの人がもつ、シータイホウの醜悪ぶりの他に
人知れず彼女が抱える、大きな使命や、
優しさや、聡明さを描いています。
中国最後の王朝、大清帝国の崩壊を匂わせる時期のお話。

2巻にはサプライズが潜ませてあり、それを読んだときは
あまりにビックリして、本を落としそうになりました。
3巻は起承転結の。どう物語が展開するのか、楽しみです。