映画と音楽そして旅

主に懐かしい映画や音楽について…
時には新しい映画も…

(ジグソ^-)「魅惑の宵…南太平洋」

2006-08-17 00:14:15 | 映画音楽
 1952年頃…マントバーニー・オーケストラが演奏する「魅惑の宵」を、初めて耳にしたとき…私の背筋はほんとに凍りつきましたね。
 元来はミュージカル「南太平洋」の音楽でしたが、後年になって「バリ・ハイ」と共に映画「南太平洋」に挿入された有名な曲です。
 この映画は1959年の公開ですから勿論、この曲がFEN(米駐留軍放送)あたりから流されていた頃は、まだ製作されていませんでしたし、私が好きになったミッチー・ゲイナーもまだ映画デビューしていなかった時代でした。
 開放的で魅惑に満ちた南国の夜を想像して、心を躍らせた我が青春の日々…
 私の思いを知ってた訳がないのに、娘が作ったジグソーでは何故か一番マトモな作品で、わが子ながら褒めてやりたいと思います。(親馬鹿! 阿呆ちやうか…?)

 前にも触れましたが伊勢湾を挟んで、対岸の伊良湖崎には島崎藤村の「椰子の実」の句碑があります。
   実をとりて胸にあつれば 新たなり流離の憂い
   海の日の沈むを見れば 激り落つ異郷の涙
   思いやる八重の汐々 いずれの日にか国に帰らん
 ふるさとの南の島を離れて、波枕数千キロ…長い旅路を終えた、椰子の実にとって日本列島が、余生を送るのに相応しい…安住の地であってほしいと思いますね。

 


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4 コメント

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まだ… (kumi)
2006-08-17 01:03:02
「南太平洋」は、絶対観るべし!ってオススメしてもらっていますが

まだ観ていないんです。

夏休みのうちに観たいと思うんですが…どうかなぁ。

パズルも素敵ですね。

でも難しそう~。
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おはようございます。 (アスカパパ)
2006-08-17 08:35:33
TBしてから気が付きました。確か以前に一度TBしたような?もし読んで居られたらダブリTBをお許しください。

さて、いま自分のTB文を読み返してみると、映画ではちょっと辛辣な批評のようです。

でも音楽は絶対にいいですね!

たそがれさんの「魅惑の宵」や「椰子の実」の文は詩情に満ちあふれて、清々しい思いがします。

私事ですが、かって、会社の幹部の定年退職歓送会の風景を思い出します。その方が大好きだった「椰子の実」を全員で合唱しました。

素晴らしかったですね。自画自賛で恐縮しました。
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kumiさん (たそがれ)
2006-08-17 14:58:52
 この映画(音楽)私のブログは3度目です。映画自体は見る人でさまざまですが、私はあの時代に生きた人間として音楽が忘れられず、何度も登場です。

 昔風のミュージカルとしてはこれで、もう終わり…とか、以前に書きました。

 それはその後のミュージカル「ウエスト・サイド…」以降の 作品にはなにか違和感を感じたからです。

 歌と踊り中心み見れば楽しい映画に思いましたが…又友人の付けてくださったTBなども呼んで下さいね。

 パズルは割合とマシだったので、後出しになりました。kumiさんも面白いの作って公開してください。それにあの猫は名前もあるそうですが、忘れましたよ。
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パパさま (たそがれ)
2006-08-17 15:41:28
コメントとTB有難うございました。

ストリーなど別として音楽映画としてよかったと思います。それも洋楽が好きになってから、初期に覚えた曲なので余計です。私はストリーを追うのが苦手だったので、この手の映画は画面見てれば良かったので、キラクに見れました。



「やしの実」の曲も歌詞いいですね。パパ様にも思い出のある曲のようで良かったです。
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