映画と音楽そして旅

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映画音楽〕「風のささやき」  〔映画「華麗なる賭け」)③

2006-10-04 00:03:25 | 映画音楽
 この主題歌「風のささやき」(The windmills of Your Mind)はノエル・ハリソンが画面で歌っています。この歌が流れる場面は映画の中でも私が一番好きなシーンです。
 大空を悠々と舞うグライダーの姿…操縦するのは銀行強盗の黒幕トミー…(スティーブ・マックイーン)彼の精悍なマスクが写ります。
     別れを悟ったときに気づく
     彼女の髪の色が 
     秋の葉の色と同じだと…      (画面より)
 秋色に染まった草原にグライダーが着陸して…
 空中撮影は私も大好きですが「愛と哀しみの果て」での、アフリカ大陸の雄大な風景は今でも忘れられません。

 歌っているノエル・ハリソンは「マイ・フエア・レディ」で、ヒギンズ教授役を務めたレックス・ハリソンの息子だそうです。
 私はミッチー・ミラーののCDしか聴いていなかったのですが、これに比べると画面から流れる彼の歌の方が、スローで柔らかい感じが新鮮に感じられました。
 作曲のミシエル・ルグランは私もよく知りませんでしたが、「シェルブールの雨傘」…と聴いてやっとと思い出しました。
 全編オペラ風のセリフで知られるカトリーヌ・ドヌーブの映画でしたが、あの雪の夜の再会と別れが印象的な、叙情に溢れた映画でありこれを引き立てたのも彼の音楽だったように思います。

 「風のささやき」今どんなのが出ているのかなと調べてみたら…
 「クラシック界の名ソプラノ歌手、ジェシー・ノーマンが、ミッシェル・ルグランの作品に挑んだアルバム」
 歌のうまさと表現力は、ポピュラーを歌っても際立っている
 ミシェル・ルグラン(ピアノ) ロン・カーター(ベース)
 グラディ・テイト(ドラム
  DISC 1.1. 夏は知っている(ds)10. 風のささやき
 私はよく知らないのですが、ジェシ-・ノ-マンはアフリカ出身のソプラノ歌手だそうです。
 それにしても作曲者自らピアノを弾く…とても凄いことですね…
 
 私の「気になる映画と映画音楽」で「風のささやき」は、今まで正体がよく判らなかったので二軍待機?でしたが、今回のVTRで点数をどっさり稼いだので私の「100選入り」が確実になりました。
 




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