、 この映画は若い頃に観た「グレン・ミラー物語」を想起するような、数々の珠玉の名曲がちりばめられる中で、夫婦愛あるいは親子愛を描いた感動的な作品でした。主人公のエディ・デューチンと云うピアニストは、私が音楽に関心を持ち始めた頃はすでに他界していたため、この映画を観るまではよく知りませんでした。
ピアニストのエディ(タイロン・パワー)は長男ピーターの出産時に妻のマジョリー(キム・ノヴァック)を失ってからは、音楽に対する情熱も失い妻が亡くなったのはピーターのせいだと思い、長男を素直に愛することが出来ません。
血を分けた子供を愛せない‥子供もそれを本能的に感じ取って父親に一歩距離を置いている‥親子でありながらお互いに理解し合えない‥これはほんとに悲しいことなんですね。
この親子に愛を甦らせたのは音楽でした。ピーターは友人達と子供ばかりのバンドを作って父親の前で演奏します。エディの驚き‥やがてそれは大きな‥大きな喜びに変わって行きます。
雷鳴の夜‥恐ろしくなったピーターは、父親に助けを求めてベッドにもぐり込みます。ここで雷雨が大嫌いだった母親のマジョリーの面影を見出します。お互いが親子の絆で結ばれていることを確認し合えた感動的なシーンでした。こうして親子の間にあった見えない垣根が少しづつなくなり、お互いが理解し合えるようになったのですが非情な運命はこの親子を‥
映画で流れるピアノ曲を実際に弾いていたのは、当時の人気ピアニストのカーメン・キャバレロでしたが、エディ役のタイロン・パワーの「指の演技」は素晴らしかった‥そうです。
主演のタイロン・パワーは大昔に「ミシシッピーの賭博師」とか云う映画で見た記憶があるのですが、特に印象に残ることもなく‥でしたが、この映画では親子間の深刻な相克と和解そして永遠の別離‥この心の動きを見事に演じていて、彼を再評価するようになりました。
この映画にしばしば登場するショパンのノクターンが、アレンジされてジャズ曲になっているのは有名ですが、私の手元にも2枚のCDがあります。
① 「To Love Again」 (カーメン・キャバレロ) 映画のサウンド・トラック
② ショパン 夜想曲第2番変ホ長調 (ピアノ フイリップ・ロソコフ)
2曲共にパソコンにインプットしてありますので、これを聴きながらブログつくりをしています。この外に映画の中でジャズ風にアレンジした軽音楽「サンバ・ブラジル」とか、元はシャンソン曲で映画「麗しのサブリナ」にも使われた「ラ・ヴィ・アン・ローズ」などが流れていました。
私は途中からムード派に転向したので、本格的なジャズ曲には疎いので外の曲はよく判りませんでしたが、ジャズ愛好家の方にも良い映画だったと思います。
彼が病に侵されることなく、もっと長命であっていてくれていたら‥戦後の音楽界に大きい足跡を残してくれたことと惜しまれます。
この映画の主題曲として使われた前記のショパン「Nocturne No2」と「To Love Again」は、若くして世を去った彼への鎮魂の曲として、いつまでも永遠に残る名曲だと思います。
ピアニストのエディ(タイロン・パワー)は長男ピーターの出産時に妻のマジョリー(キム・ノヴァック)を失ってからは、音楽に対する情熱も失い妻が亡くなったのはピーターのせいだと思い、長男を素直に愛することが出来ません。
血を分けた子供を愛せない‥子供もそれを本能的に感じ取って父親に一歩距離を置いている‥親子でありながらお互いに理解し合えない‥これはほんとに悲しいことなんですね。
この親子に愛を甦らせたのは音楽でした。ピーターは友人達と子供ばかりのバンドを作って父親の前で演奏します。エディの驚き‥やがてそれは大きな‥大きな喜びに変わって行きます。
雷鳴の夜‥恐ろしくなったピーターは、父親に助けを求めてベッドにもぐり込みます。ここで雷雨が大嫌いだった母親のマジョリーの面影を見出します。お互いが親子の絆で結ばれていることを確認し合えた感動的なシーンでした。こうして親子の間にあった見えない垣根が少しづつなくなり、お互いが理解し合えるようになったのですが非情な運命はこの親子を‥
映画で流れるピアノ曲を実際に弾いていたのは、当時の人気ピアニストのカーメン・キャバレロでしたが、エディ役のタイロン・パワーの「指の演技」は素晴らしかった‥そうです。
主演のタイロン・パワーは大昔に「ミシシッピーの賭博師」とか云う映画で見た記憶があるのですが、特に印象に残ることもなく‥でしたが、この映画では親子間の深刻な相克と和解そして永遠の別離‥この心の動きを見事に演じていて、彼を再評価するようになりました。
この映画にしばしば登場するショパンのノクターンが、アレンジされてジャズ曲になっているのは有名ですが、私の手元にも2枚のCDがあります。
① 「To Love Again」 (カーメン・キャバレロ) 映画のサウンド・トラック
② ショパン 夜想曲第2番変ホ長調 (ピアノ フイリップ・ロソコフ)
2曲共にパソコンにインプットしてありますので、これを聴きながらブログつくりをしています。この外に映画の中でジャズ風にアレンジした軽音楽「サンバ・ブラジル」とか、元はシャンソン曲で映画「麗しのサブリナ」にも使われた「ラ・ヴィ・アン・ローズ」などが流れていました。
私は途中からムード派に転向したので、本格的なジャズ曲には疎いので外の曲はよく判りませんでしたが、ジャズ愛好家の方にも良い映画だったと思います。
彼が病に侵されることなく、もっと長命であっていてくれていたら‥戦後の音楽界に大きい足跡を残してくれたことと惜しまれます。
この映画の主題曲として使われた前記のショパン「Nocturne No2」と「To Love Again」は、若くして世を去った彼への鎮魂の曲として、いつまでも永遠に残る名曲だと思います。
余命少ない父との演奏は、どんな気持ちだったのでしょうね。想像しても涙ですね。
拝読させていただきました。
いい映画でしたね。
ラストシーンの
親子の連弾は涙・涙でした。
カーメン・キャバレロの映画音楽も
良いですね。
茨木市周辺行かれたのですね。パパ様のもう一つオブログにコメント入れておきます。
満員でした。後部で立ち見でした。二人とも固くなっていました。
昨日は、桜井の駅ほか、摂津茨木の名刹を訪ねてから、京都を経て帰りました。
錦市場で買い物後、SY京映の至近距離を通って帰りました。
ショパンは私もよく知らなかったのですが、この映画で気がつきました。
タイトルの「愛情」は,失った妻への思いと、今まで一歩距離を置いて接して来た息子への愛と、両方を現しているのかな?とも思います。
大変核心をついた、いいコメントを有難うね。これからもどしどしとご意見をお寄せ下さい。それからあのお知らせしたブログきxちと見てくださいね。
ショパンはおそらく聞いていると思うのですが、曲名を覚えてなくて…
「麗しのサブリナ」はオードーリーの出演した映画でしょうか?
そうなら今度見直してみます。
いつも話がかみ合わなくてすみません。