映画と音楽そして旅

主に懐かしい映画や音楽について…
時には新しい映画も…

(妄想ひとり旅) (9) 「十国峠」

2006-03-26 00:12:46 | 旅 おでかけ
 昭和初期の世界に迷い込んだ私は夜が明けると、箱根へ行くつもりで山道を疲れた足取りでとぼとぼと歩き始めました。勿論、今と違ってドライブウェイなんてありません。そもそも自動車自体の数が少なかった頃です。
 当時の解説によると{標高は七百五拾米で眼下に熱海町を見下ろし、初島や遠く噴煙をたなびかせる大島や、伊豆七島を望み眺望絶佳である」と記されています。
 それにしても排気ガスや騒音に悩まされることもなく、山道を歩いて行くとなにか今まで忘れていたものが、戻ってくるよう感じがして来ました。
 昔「十国」を見渡すことが出来る‥ことから「十国峠」と云われたそうですが、さて十国って‥駿河 伊豆 三河 遠江 武蔵 それから‥甲斐 信濃 高い山なら見えるでしょうか?
 関東の方は判りません。「関八州」とか云いますが‥御存知の方お教え下さい。

 (注)この記事の本文の一部あるいは、すべてがバーチャルですから適当にご判断下さい。正確な記述は正規の案内書をご覧下さい。
 掲載写真と引用文は昭和6年(1931年)に「改造社」から出版された「日本地理大系 中部編}から抜粋したものです。
 古い写真なので見難いと思いますが、時の流れにより失われた古い時代を知る「手がかり」として、もう一度だけ光をあてて見たいのです。
 引用文は当時の表現を使用しました。

 このブログは「遊び」の心でご覧下さい。
 マトモによんで戴くとお叱りを受けるかも‥