映画と音楽そして旅

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〔映画音楽)(79)「ザッツ・アモーレ」 (映画 「月の輝く夜に」)

2006-03-18 00:34:21 | 映画音楽
 最近はタイトルを見てすぐに内容が判る映画が少なくなりました。アクションやサスペンスは私の好みでないので別にどちらでも良いのですが、ラブ・ロマンスとかヒューマン・ドラマなどは今でも、やはりタイトルから受ける感じで見たくもなるし、パスしてして仕舞うこともあります。この映画のタイトルは近年には珍しく、私好みの題名だったので借りて見ました。
 ロレッタ(シェール)は7年前に夫を事故で亡くし現在は独身‥幼い頃からの知り合いの男の求婚を受け入れます。が‥いつの間にか婚約した人の弟ジョニー(ニコラス・ケイジ)に惹かれます。このややこしい恋の行方は一体どこへ‥
 シェールという女優がこの映画で、アカデミ-主演女優賞を得たという映画だそうですが、アカデミー賞もなにか軽くなったような感じもしましたが‥。

 内容はともかくとして私が気に入ったのは、冒頭から流れてきた歌声です。これぞ我が青春の頃、結構流行った「ザッツ・アモーレ」なんですよ。お笑い役者兼歌手として人気のあったディーン・マーテインの歌でしたが、画面から流れてきたメロディも多分同じ歌声だったのでは‥と思うのですが‥
私が今でも覚えている日本語盤の歌詞の一部を思い出して見ると‥
  <恋の都 それはナポリ ザッツ・アモーレ
   霧深き街 彷徨えば 鐘も‥ 歌も‥ >
 映画の画面に映った日本語歌詞は
  <ナポリは愛に包まれた街 恋する二人の夢見る街
   瞳に映るのはピザのような月 恋の歳月ワイン色の人生>
 日本語盤を歌っていたのは誰だったのかな‥思い出せないのですが,笈田敏夫や柳沢真一とか‥もっと外に男性歌手では誰がいたっけ‥
 私の「40-50ヒットアルバム」に「Thats Amore]はデイーン・マーティンの歌で収録されているので、私のPCにも取り込み済みでしばらくは、この音楽繰り返し聴いて過ごすことになりそうです。
 不思議なのはCD付属の英文歌詞にも、映画のストリーにもナポリなんて全然出てこないのに‥何故ナポリやねん‥と首を捻っております。
 それにしても近年の映画から1950年代の音楽が流れて来る‥と言うことは、愉快なことですが軽い陽気な感じの歌なので、コミック調のこの映画にはピッタリでした
 「アンチェンド・メロディ」は1950年代の歌でしたが、「ゴースト・ニューヨークの幻」で使われてリバイバル再び息を吹き返ししました。
 名曲は年代を超えていつまでも生き残るもの‥古い音楽を捜し出しして、再び生命を吹き込むヤンキー気質というものは、やっぱりお世辞ヌキで尊敬に値するな‥と私は思います。