隠岐から発信!森林・林業普及情報

隠岐地方の森林・林業情報をお届けします。

隠岐地域の森林を守るためにご協力をお願いします!

2010年09月22日 | お知らせ
近年、島根県を含む全国の森林でドングリの木が枯れる被害が拡大しています。
(林野庁の調べによると、全国的にH21年度は前年の1.7倍の被害があるとのこと)



この被害は、病原菌である「ナラ菌」をもった「カシノナガキクイムシ」という小さな昆虫が別の木に侵入することで拡大する病気で、通常「ナラ枯れ」と呼ばれています。



現在、隠岐地域での被害はありませんが、いつ隠岐地域に入ってきてもおかしくない状況にあります。

被害を防ぐには「カシノナガキクイムシ」が入っている被害木を隠岐地域に持ち込まないようにするしかありません(たとえばシイタケのほだ木など)。

隠岐地域の森林を守るため、皆さんのご協力をお願いします。

なお、被害木の特徴は次のとおりです。
■枯れるのはコナラ、ミズナラ、シイ、カシなどのドングリのなる木です。
■枯れ木は8月頃から発生し、紅葉が始まる時期まで目立ちます。
■この病気によって枯れた木は、枯れ葉が枝についたまま枯死するのが特徴です。
■枯れ木には、高さ2mまでの幹に小さな穴がたくさんあり、根元には粉状の木くずがたくさん落ちています。




このような木を見つけたら、隠岐支庁農林局(℡08512-2-9647)まで連絡してください。

また、ナラ枯れ被害の詳細については、県HPを参照ください。
http://www.pref.shimane.lg.jp/shinrinseibi/nararuikosihigai.html
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隠岐島前森林復興公社10周年記念植樹地の下刈りがボランティアで実施されました!

2010年09月22日 | お知らせ
8月29日(日)に復興公社設立10周年記念の植樹地(H18植栽)の下刈がボランティアで実施され、12名の方の参加がありました。



4年前に植えられた抵抗性マツ・アスナロ・キハダ等の造林地0.1haの下刈りが終了。

暑い中お疲れ様でした。



なお、「隠岐島前森林復興公社」は、松くい虫によって壊滅的な打撃を受けた森林の植生を回復するためH8に設立されました。
これまで隠岐島前地区(海士町、西ノ島町、知夫村)において松くい虫被害跡地に約450haの造林をしています。
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