電気設備の点検で、
高圧トランスの接地線から漏れ電流値(Io値)を測定します。
測定には、mAが測れる専用のクランプメーターを使用します。
(通常のクランプメーターより結構高価になります)
◆普通に計る(周波数フィルターOFF)と・・・
このように、結構な漏れ電流値となります。
◆商用周波数(50Hz・60Hz)の周波数フィルターを
ONにして測定すると・・・
このように、商用周波数だけのフィルターをした場合には、
電流値が小さく表示されます。
電気設備の点検記録表の漏れ電流値の項目には、
この電流値を記載します。
≪イメージ≫
電源は、基本的に正弦波の交流ですが、
いろいろなノイズが電源に入り込むので、
いびつな波形になります。
ノイズの原因はいろいろありますが、
インバーター、掃除機などのモーター、スイッチのオンオフ、
その他高周波の電流など、
電気設備の点検で必要な漏れ電流値の値は、
商用周波数(50Hz・60Hz)に関して把握するために、
このように周波数のフィルターONにて測定を行い、
電路の漏電の有無を調査します。
※ここでは、漏れ電流とノイズを分けて表現しています。
ちなみに、
ノイズに関しては、電気機器が受けるダメージも結構ありますので、
各種電源フィルターがいろんな種類あります。
・・・・ 電管太郎【電】
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