電管太郎

電気の事が大好きです。仕事もちゃんとしています。

エアコンを新しくした時の意外な効果

2013-12-11 06:19:12 | 電気ネタ

福岡市内の某病院(高圧受電の自家用電気工作物)で、

 30年以上前ファンコイルを中心とした空調で使用したチラーユニット

 最新のインバーター制御のビルマルチ型エアコンにリニューアルしました。

  ?平成25年6月中旬に工事完了!

 ◆デマンド値(kW)(30分平均電力計)はこんな感じになります。

Demando

 ◆使用電力量(kWh)はこんな感じになります。

Ryou

このように、劇的に使用する電力が削減されます。

 デマンド値は基本料金の軽減+使用量は使用量料金に反映できますので、

 年間を通して、相当額の電気代を削減できます。

  ★このままでいくと、電気代の差額で7年ほどで工事代の元が取れそうです。

また、

 電気を使用する状況で電気料金のメニューも変更できそうです。

  ★劇的に使用量が少なくなるので

   ?電気代の単価設定メニュー

     (基本料金が若干+使用量料金のメニューから

     (基本料金を+使用量料金のメニューに出来そうです。

  ?さらに、電気代が安くなります。

電気料金(高圧受電のお客様)も携帯電話と同様に

 電気の使用形態に応じた電力メニューがあります。

 今回のように、エアコンをリニューアルしたことで

  いろんな方向から電気代の削減策をお客様に提案できそうです。

ちなみに、

 『チラーユニット』は、ファンコイルに冷水or温水を供給して空調を行います。

 制御は水温管理のみ、しかも、運転時はフル出力

  Tira
 『ビルマルチ型インバーターエアコン』は、必要な冷媒量を一台の室外機で

 制御します。

Birumaruti

 このように、効率の点では雲泥の差です。

また、空調機の入れ替えを検討するにあたって、

 必要部分に最少の大きさに設計を改めると、工事費全体も安く済みます。

  ?どうしても、冷えない暖まらないのクレームを防ぐため、

    若干大きめのサイズの設定になりがちです。 

ついでの例として、

 冷媒仕様の古いエアコン(ON-OFF制御)もリニューアルすることでも、

 相当の電気代の削減も可能です。

                                      ・・・・ 電管太郎


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