その昔、グロー球(点灯管)の無い
『蛍光灯スタンド(スイッチが二つあるもの)』がありました。
おじいちゃん、おばあちゃんには、馴染みのものです。
※当時の照明は、ほとんどが白熱電球でした。
天井に蛍光灯が付くと感動したものです。
<さて、問題です。>
Q:以下の部品で配線をする場合の配線は、どのようにしたらよいですか?
『蛍光灯スタンド(スイッチが二つあるもの)』の配線を考えてみましょう。
① スイッチAを押し付けます。(回路ON)
② 『蛍光灯のタマ』の両端が赤く光ります。
③ ここで、スイッチAを放します。(回路OFF)
④ この瞬間に、蛍光灯が点灯します。
⑤ 蛍光灯を消す時には、スイッチBを押します。(回路OFF)
それでは、
答えは、このようになります。
『グロー式点灯方式の蛍光灯』はというと、これの応用です。
1.Bのスイッチを『壁のスイッチ(入りっぱなし)』に交換
2.Aのスイッチを『グロー球』に変更(ノイズ防止にコンデンサーを入れます)
このように、『壁のスイッチ』を入れると、『グロー球』がAのスイッチの動きをして
蛍光灯を点灯させます。
消灯する時には、『壁のスイッチ』を切れば消えます。
これが理解できると、
次に『ラビット型蛍光灯』となります。
これは、『グロー球』を無くして、効率を上げる方式です。
◆ラビット型の専用の「蛍光灯のタマ」と「安定器」が必要です。
構造が理解できれば、グロー式⇒ラビット式への改造も
可能となります。
※蛍光灯の故障の判断も、原理が分からないと苦労します。
さらに応用として、
『蛍光灯』を『LED型蛍光灯』に改造する場合にも、内部配線が理解できると
意味が分かります。
・・・・ 電管太郎