おはようございます！経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三（フジタ マサカズ）です。
先日の日経MJに次のような記事がありました。
「頑張りすぎない で成長」
・名古屋市内に11店舗を展開する奥志摩グループは一風変わったせいか報酬制度と休日取得制度を数年前から導入している。
・成果報酬制度は各店が四半期ごとに売上目標を設定し、それを達成した社員に報酬を与える仕組み。金額は店長が9万円でスタッフは3万円と決して少なくない。
（2013/05/31 日経MJより）
とのことです。
大きな金額の報酬なのでスタッフも頑張り、店長もスタッフと良い関係を築こうとするとのこと。
変わっているのは目標の設定水準がそう高くないことのようです。
現状維持、店によっては前年比若干マイナスでもよく、店長が高めに設定していると社長のほうからハードルを上げなくて言いと指示することもあるそうです。
目標管理・達成の目的よりも、店の雰囲気作りが重要、高すぎる目標で結局達成できないと徒労感が残るとのことで、むしろ少し頑張れば達成できる目標で小さな達成感を積み上げる方が社員のモチベーションも上がり→店の雰囲気が良くなる、というのを狙っているようです。
良い試みだと思います。考え方によっては、普通のやり方ではとても無理だというような目標を設定して、ドラスティックにやり方を変えてしまうことを狙うような目標設定もあるかもしれませんが、平時の目標設定としては一般的ではないでしょう。
最初から無理と思いながら取り組むよりも、コツコツと小さな達成感を得られるような、頑張れば手の届く目標の方が、やる気が起きてくるのでしょうね。
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経済産業大臣登録 中小企業診断士
NPO法人金融検定協会認定 ターンアラウンドマネージャー
JHTC認定 HACCPコーディネーター
藤田雅三
