イマカガミ

こころにうつりゆくよしなしごとを・・・

2006-10-28 23:02:21 | 
グーグル・アマゾン化する社会
森 健著光文社 (2006.9)通常24時間以内に発送します。

を読む。

ハードディスクや情報処理能力が安くなったので、
個人の嗜好ができるようになり、データベースの利用が容易になり、
その結果ロングテールやらなにやら言うわけですが、
その割に多様化したデータへアクセスする方法は限られている気がする。
ロングテールというのは、全国に分散した同好の朋を結びつけマーケットを創造するという意味だけではない。
ロングテールを商売とするためには大量の在庫を抱える体力もいるのではないか。
となると、趣味は多様化してもそれを供給する側は一極集中になりかねない。
そんなことをぼんやりと思っていたところでこの本を見つけました。

グーグルとアマゾンの説明やその社会的意義のようなものが語られている。
しかし、肝心の私の関心事は、カオスと自己組織化、収穫逓増で済まされている。
とはいえ、世論が一極集中しやすいという指摘とそれにつながる考察は興味深い。

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2 コメント

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Web2.0型社会の盲点 (通りすがり)
2006-11-01 19:59:46
『グーアマ化する社会』の指摘は確かになかなか面白かったです。しかし、一連のWeb2.0に対するアンチテーゼという意味では『Web2.0が殺すもの』のほうに軍配があがる気がしました。
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ほほう ()
2006-11-07 01:35:05
そうなのですか。
そちらはまだ読んでいません。
読んでみますね。
教えてくれてありがとうございます。

よくある、ブームに出遅れた人をターゲットにした
本かと思っていたので敬遠してしまっていました。
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