イマカガミ

こころにうつりゆくよしなしごとを・・・

池袋三越閉店

2009-05-06 11:30:04 | 日記
流通業界が大変なことになっている。
本当はこういう問題について鋭い論考を書かねばならない立場にいるのだけれど、
全然考えがまとまっていない。

今時点の仮説は、すごく安直なもの。
百貨店に限らず小売業態は、とどのつまり消費者向けの卸売りであるため、
そもそも利幅は薄いため、規模を確保しないと成立しない。
これまで曲がりなりにも商売が成り立ってきた理由は、
1. 消費者と商品のマッチングコストを下げる機能
2. ハレの場を演出・提供する機能
の二つの機能を提供したからではないかと思う。

1についてはメーカーや生産者にとっての販売チャネルとしての
百貨店の重要性が薄れてきていることが挙げられる。
消費者からしたって、欲しいものやブランドが決まっているのなら
百貨店に行かずとも路面店に行くし、インターネットだって間に合うこともあるだろう。
これに対抗する動きは、たとえば新宿高島屋のコンシェルジェシステムや、
東京駅大丸の携帯電話販促だろうか。

2の娯楽の場としての役割もそもそも失われて久しい。
これに対抗する動きが、数年前では有楽町のITOCIA、最近では新宿伊勢丹、
新宿丸井の新館だろう。


もう少し考えて、そのうち書こう。
そのためのメモ。
・百貨店の市場規模は最盛期に比べて2兆円減。
・スクラップ&ビルドが加速中
・業界再編が進行中。伊勢丹勢力、ミレニアムリテイリング

・ファーストリテイリング、H&Mなどの攻勢

・イオンも業態変換を推進中。ダイヤモンドシティの閉鎖
・ドラッグストア市場の飽和、規制緩和