東校舎の二階端っこに補導室というのがあった。
時にはイタズラ小僧も居て、ここで少し叱られたのかも知れない。
しかし、この学校には何度も来ているが、こんな壁面デザインが隠れているとは知らなかった。
長らく物置き部屋に使用されていて、この素敵な光景が隠れていたらしい。
伊予がすりと金紙を市松模様に貼り合わせている。
ここに連れて来られる子供が、“一抹”の不安を覚えて“市松”のデザインになったのではモチロン無いだろうが、床のピータイルや所々にある同様なデザインを見ていると、松村正恒氏は市松模様が好みだったのか。
まるで桂離宮を思わせるような小空間である。