今日四月八日は、善福寺山田薬師の花祭りでした。
日本三大薬師として、昔から近郷近在の善男善女が、この日ばかりは春の田園を散策がてら、この宇和町石城(いわき)地区の西山田に集まってくる。
かつて、参道に並ぶ露店の列は、岡目八目が子供の頃は松山の椿さんくらいに思うほど長かった。椿さんが「おたやん飴」なら、こちらは「ひょうたん菓子」。中でも、小さな子どもの背丈ほどもある大きな「ひょうたん菓子」は、なかなか買ってもらえず憧れの的だった。
また、もっと昔は、八幡浜からは笠置峠越えで、明浜町高山や三瓶からも、それぞれ山越しに歩いて一日がかりでやってきていたらしい。
今出ている露天商は十軒程か。
それでも今日は、日和に恵まれ土曜日ということもあって、比較的大勢の参拝客が途切れずに続いていた。
何より、山田地区にある我が家の側を、孫の手を引いて向かうおばぁちゃんの姿がよく目についた。何気ない祖父母との語らいが、集落を縫う田舎道でそこそこ聞こえてくる光景は、何とも微笑ましく安心感を覚える。
そう言えば、久しぶりに甘茶を買って飲んだ。花祭りは、いわゆるお釈迦さんの誕生日を祝う行事と思われるが、このツキモノの甘茶を小さな像にかけるのは、ハテどういう謂れだったか。
いずれにしても、親子連れや老人と孫の和やかな笑顔と会話が、日頃は静かな片田舎に満ち満ちているのは、ホントいいもんだ。
日本三大薬師として、昔から近郷近在の善男善女が、この日ばかりは春の田園を散策がてら、この宇和町石城(いわき)地区の西山田に集まってくる。
かつて、参道に並ぶ露店の列は、岡目八目が子供の頃は松山の椿さんくらいに思うほど長かった。椿さんが「おたやん飴」なら、こちらは「ひょうたん菓子」。中でも、小さな子どもの背丈ほどもある大きな「ひょうたん菓子」は、なかなか買ってもらえず憧れの的だった。
また、もっと昔は、八幡浜からは笠置峠越えで、明浜町高山や三瓶からも、それぞれ山越しに歩いて一日がかりでやってきていたらしい。
今出ている露天商は十軒程か。
それでも今日は、日和に恵まれ土曜日ということもあって、比較的大勢の参拝客が途切れずに続いていた。
何より、山田地区にある我が家の側を、孫の手を引いて向かうおばぁちゃんの姿がよく目についた。何気ない祖父母との語らいが、集落を縫う田舎道でそこそこ聞こえてくる光景は、何とも微笑ましく安心感を覚える。
そう言えば、久しぶりに甘茶を買って飲んだ。花祭りは、いわゆるお釈迦さんの誕生日を祝う行事と思われるが、このツキモノの甘茶を小さな像にかけるのは、ハテどういう謂れだったか。
いずれにしても、親子連れや老人と孫の和やかな笑顔と会話が、日頃は静かな片田舎に満ち満ちているのは、ホントいいもんだ。