白い屋根は、本来のトタン屋根ではなく、茅葺の葺き替えをするための蓋(おお)い屋根。
念願の祖谷(いや)へ行ってきた。
いやー、遠かった。
平成17年、四国で五番目の伝建(国重要伝統的建造物群保存地区)選定となった箇所。
全国では、こうした町並み保存地区が現在83箇所あるようだが、中でも山村集落の伝建地区はあまりない。他には宮崎県椎葉村の十根川くらいか。
ここ落合は、標高差250mほどの南面する急斜面に民家が点在している。伝建エリアは、標高540mから940mくらいまでの約400mの間。
この写真は、祖谷川をはさんで対岸の中上集落から眺めた光景。こちら側からだと、伝建地区の全体が見渡せる。
伊予市から高速経由、阿波池田ICで降り、国道32号線を走り、大歩危から東進して西祖谷から東祖谷へ。落合集落まで、約200kmの走行距離だった。