講武館の⑥

建物の中心に位置する天井の換気口デザイン。

ラワン系の南洋材が使われていて、当時のモダニズムが証明される。
恐らくは、丸い部分にレトロな照明器具が取り付けられていたに違いない。

講武館の⑤

全体の半分ほどは、建設当初の天井の姿が見られる。

この空間で柱が一本も無いのは、当然屋根裏にはトラスが組まれている。

講武館の④

玄関、入り口の方を眺める。

かつての天井が二段の高さに意匠されているのが分かる。

講武館の③

内部の北側半分は、高い天井を低くして、集会所用に改造されている。
　
手前の天井は建設当初のもの。

講武館の②

内部は、建設当時の武徳殿としての面影よりも、野村・本町二丁目集会所としての使用に際し、改造されている。

旧講武館の実測調査。

この建物は、西予市野村町野村にある「旧野村警察署武徳殿」。建設当時の呼び名は“講武館”。
後でご紹介するが、現存する武徳殿形式の建物としては、県内では最も古い。

しばらく本町二丁目集会所として活用されてきたが、老朽化による改築のため、残念ながら６月に入ると解体撤去される。
ということで、この５日、６日に緊急実測調査をすることになった。

以下、その顛末をお伝えする。