奈半利の町並み 8 2008-02-02 08:44:00 | 建見楽学 こういう古瓦を利用した塀も見事。 建物の解体時に出る、水切り瓦や様々な種類の瓦を再利用しているものと思われる。 現代のように産業廃棄物となって文字通り“瓦礫”として金銭を払って捨てるという愚かな社会構造から見ると、歴史に教えられることは沢山ある。
奈半利の町並み 7 2008-02-02 08:39:22 | 建見楽学 この町で最も美しいと感じた“いしぐろ塀”。 地元の海岸で普通に採れる丸い石を、それぞれは微妙に不揃いな形と大きさだが、こうして整然と並べると、逆光に浮かぶシルエットがとても素晴らしい。 地元素材と丁寧な職人技で生まれる、まさにバナキュラーな町の景観が、訪れる者の目を引き付ける。
奈半利の町並み 4 2008-02-02 08:16:30 | 建見楽学 浜田家の塀は、吉良川の“いしぐろ塀”とはまた趣きが違うが、コーナーと塀笠にセメント煉瓦(鉱さい煉瓦か?、未確認)を使用し、近代のアレンジとなっている珍しいパターン。 この塀も登録物件である。
奈半利の町並み 3 2008-02-02 08:08:34 | 建見楽学 二箇所ある土蔵の扉には、家紋の“丁子(ちょうじ)”の意匠が鮮やか。 こうした二戸前(ふたとまえ)の蔵は、分限者のステータスであり、愛媛県内などでは庄屋建築の土蔵などによく見られるケースがある。 この浜田家は当地の大地主。