明日を夢見て~神様と筋ジストロフィーと共に生きる~

クリスチャン。デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者で電動車椅子と人工呼吸器を使っている。

生きる

2009年07月09日 21時45分59秒 | 日常
独り言日記です。

最近は気候が暑くなったり、寒くなったりと不安定だから体調が優れない。

湿気があることもあるのだろうけど、やっぱりこの時期はきついな。

病院で他の難病の方と話したけど、この時期は特に体調が悪いのは同じなんだなぁ。

体調が悪いと心も不安定になる。

数年前までは自分がここまで体が弱くなるとは思っていなかった。

どんどん弱くなっていってる。

たぶん医者から言われているように確実に長生きは出来ないし、頑張っても30代前半までが精一杯だと思えてならない。

やっぱり人は弱いから、死というものはすぐに受け止められるものじゃない。

でも死を見つめることは人生において不可欠なこと。

人は必ず死ぬ。
これは必然。

だから若い時から死を見つめられるというのは幸せなこと。

よく考えたら人はいつ死ぬか分からない。
明日のことは誰にも分からない。

だからこそいつ死んでも良いという覚悟が必要。

でも人は生まれた時から死に向かって生きることになっているので、大袈裟に言えば、みんな余命約100年なんだよね。

たとえ大金持ちだとしても、強靭な肉体を持っていたとしても死ねば終わりです。

新約聖書~テモテ6:7~

「なぜならば、わたしたちは、何も持たずに世に生まれ、世を去るときは何も持って行くことができないからです。」

それに僕は死が終わりだとは思わない。

この世界は試練の場であり、仮住まい。

だから難病という体は言わば試練なんだよね。

死は天国につながっている。

天国は悪が根絶している。

笑顔と幸せに満ちている平安の国。

そこに他の人よりも早く行ける可能性が高いなんて幸せなことじゃないか。

全ては考え方なんだ。

心に形なんてない。
だからこそ自由自在に姿を変えていける。

暗闇に沈んだ日でも青空を飛ぶことは出来る。

死を見つめられる体に生まれて良かったじゃないか。

自殺したらすぐに楽になれるだろう。
小学生の頃はずっとそう思っていた。

でも今度は死んだ後の世界で苦しむ。

それならばこの仮住まいの世界で苦しんだ方が良いんだよね。

なぜなら天国につながっているのだから。

キリスト教信者で良かったと思うのは天国の存在を知ったこと。

僕らは無にはならない。
天国で新しい体になって生まれ変わる。

新約聖書~コリント第二5:17~

「だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。
古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。」

新約聖書~ヨハネ5:24~

「はっきり言っておく。
わたしの言葉を聞いて、わたしをお遣わしになった方を信じる者は、永遠の命を得、また、裁かれることなく、死から命へと移っている。」

新約聖書~ルカ21:19~

「忍耐によって、あなたがたは命をかち取りなさい。」

天国での永遠の命を得るために苦しみの今があるんだ。

絶望するより希望を持った方が輝く生き方だ。

キリスト教は希望の宗教でもある。

僕も希望という名の生き方をしていきたい。

新約聖書~フィリピの信徒への手紙4:6、7~

「どんなことでも思い煩うのはやめなさい。
何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。
そうすれば、あらゆる人知を越える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう。」

旧約聖書~詩篇119:105~

「あなたの御言葉は、わたしの道の光、わたしの歩みを照らす灯。」

新約聖書~ヨハネ8:12~

「イエスは再び言われた。『わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。』」

この世界は不安で出来ているけど、僕の心には平安がある。

よし、またいつもの僕に戻ることができた。

人間は弱いのだから、生きることに疲れることだってある。

大切なことはその度に立ち上がる力を持つこと。

でも僕はひとりで立ち上がるのではない。

神様、そして支えてくれている人がいる。

それを忘れたくはない。

旧約聖書~イザヤ43:2~

「水の中を通るときも、わたしはあなたと共にいる。
大河の中を通っても、あなたは押し流されない。
火の中を歩いても、焼かれず、炎はあなたに燃えつかない。」

旧約聖書~ヘブライ13:5~

「金銭に執着しない生活をし、今持っているもので満足しなさい。
神御自身、『わたしは、決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない』と言われました。」

旧約聖書~エレミヤ29:11~

「『わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている。』と主は言われる。
それは平和の計画であって、災いの計画ではない。
将来と希望を与えるものである。」

6 コメント

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Unknown (バッフィー)
2009-07-11 11:57:58
病があると精神的にも弱くなってしまう部分はあると思いますが、あまり自分の寿命が・・・などとは考えない方がいいでしょう。
たとえ長生きできなくても、こんな世の中であっても、折角人間として生まれてきたのですから前向きなことを考えて一つでも多くの楽しみを見つけていきましょうよ。
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Unknown (Unknown)
2009-07-11 23:51:07
国立福島大学の飯田史彦著「生きがいの創造」という本に、あなたが考えているようなことが書いてあります。人は何回も生まれ変わりながら徐々に困難な人生をプログラムしていくと。自分の人生は、生まれてくる前に自分で計画していると。そして、卒業試験に近づくころは、あえて障害のある身体や心の持ち主に生まれてくると。だから、アメリカでは障害者は、困難な人生にチャレンジしている人と呼んでいると。よかったら詠んでみてください。
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Unknown (あやこ)
2009-07-14 23:32:15

人生というものは、限りがあるからこそ美しく愛しいのではないでしょうか。
明日のこと、むしろ3秒先のこともわからない世界ですから、今現在を楽しむことが大切なのだと思います!
文章変だったらごめんなさい。

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バッフィーさんへ ()
2009-07-23 21:51:04
体調がいつも以上に悪くなっていたので気分まで沈んでいました。
確かに考えすぎるのも良くないですよね。
むしろ寿命が短い方が幸せを噛み締め生きていけると思います。
せっかくこの世界に生まれてきたわけですから、自分にしか出来ない生き方がしたいですよね☆

ありがとうございます。
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Unknownさんへ ()
2009-07-23 21:56:57
飯田教授は死生学のことをネットで調べている時に知りました。
確かにこの障害は自分で選んだものかもしれないですね。
人は困難が多い方が人生は波瀾万丈で生き甲斐がありますよね。
僕は神が選んだこの障害と思っていますが、もしかしたら自分が望んだものでもあるのかもしれません。
諦めずにたくさんの事にチャレンジしていきたいです。

ありがとうございます。
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あやこさんへ ()
2009-07-23 22:02:12
やっぱり終わりがある方が美しいですよね。
散りゆく命だからこそ綺麗だと思います。
そして終わりがあるからこそ、日々を精一杯生きていけますよね。
未来のことは分からない。
だから創造していける。

ありがとうございます。
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