今の小学校算数の教科書には、問題番号の横に電卓マークが付いているものがあり、ここでは電卓の使用が認められ、と言うより使用することが義務づけられています。
非常に大きな数の概数を見積もりの学習をし、その確かめのために実際の計算は電卓でするわけです。
それ以外にも教師の裁量で「ここは電卓使用可」とされることもあるようですが、算数に電卓を使うことに関しては、誤解も含め圧倒的に反対意見が多いようです。→小学生の算数に電卓?
電卓を使うと言っても、それ以降すべての計算に使用するわけではないですよね。
基本となる計算方法は四則すべてについて、小数や分数も含めて手書きで十分に練習するはずです。
だったら大人でもうんざりする複雑な計算は、電卓を使っても一向に差し支えないのではないでしょうか?
「円周率=3で計算する」ことについても、マスコミの過剰な反応によって「とんでもない」という声が支配的になっていますが、「3である」と断言しているわけではなく、本当は3.1415.....ことも教えています。
その上で面積を出すときなど、計算に使うときは3と考えていいと言っているだけです。
中学に入ればπを使って簡単に計算できるのに、小学校でわざわざ面倒な計算をするのは大いなる無駄だと以前から思っていました。
だいたい、もともと円周率は無限なのですから、どこで切ったって不正確なわけです。
では3.14で切る理由は何でしょう?3だとなぜいけないのでしょう?
面積の出し方を考えることが目的なのですから、計算で余計な労力を使わせる必要は全くありません。
どうも、小学校ではひたすら計算力をつければいいと考えている大人が多いようですね。
反復練習を重ね、億や兆でも小数でも、とにかく桁数の多い同士の四則計算を筆算でできるようにする。
そのことが中学から数学を学ぶ上での土台になるという考え方です。
本当にそうでしょうか?
計算力は単なる技術です。
技術だけをいくら伝授しても、習ったことから先のことは自力ではできません。
なぜそうなるのか原理を理解し、考える力を育てる必要があります。
3桁×2桁は習わなくても、2桁×2桁の筆算の原理がわかっていれば応用が利くはずです。
3桁×2桁まで学習させないと基礎学力が.....という発言は、子どもの考える力を過小評価していることから生まれるものだと思います。
結合法則や分配法則を使った「工夫して計算する」箇所も、機械的にやり方だけ覚えて解いている子が少なくありません。
「工夫」などどこにも見られない.....。
一方、意味を本当に理解している子は、教わったこと以外にも自分で工夫して計算を楽にしているものです。
小学校での計算練習は、たし算・ひき算なら3桁同士、かけ算は2桁×2桁、わり算は3桁÷2桁までで十分ではないでしょうか。
小数の計算も基礎だけわかればOKです。
中学以降はめったに使わない小数を、なぜあそこまでしつこく練習するのでしょう?
むしろ分数計算の比重をもっと高めてほしいくらいです。
大きな数や小数の複雑な計算は電卓に任せ、浮いた時間で分数や割合、「単位あたり」の考え方、図形などをさらに深める.....。
それこそが中学以降の数学的な思考力に繋がる王道だと強く思います。
※応援してくださる方はクリック(↓)をお願いします!
非常に大きな数の概数を見積もりの学習をし、その確かめのために実際の計算は電卓でするわけです。
それ以外にも教師の裁量で「ここは電卓使用可」とされることもあるようですが、算数に電卓を使うことに関しては、誤解も含め圧倒的に反対意見が多いようです。→小学生の算数に電卓?
電卓を使うと言っても、それ以降すべての計算に使用するわけではないですよね。
基本となる計算方法は四則すべてについて、小数や分数も含めて手書きで十分に練習するはずです。
だったら大人でもうんざりする複雑な計算は、電卓を使っても一向に差し支えないのではないでしょうか?
「円周率=3で計算する」ことについても、マスコミの過剰な反応によって「とんでもない」という声が支配的になっていますが、「3である」と断言しているわけではなく、本当は3.1415.....ことも教えています。
その上で面積を出すときなど、計算に使うときは3と考えていいと言っているだけです。
中学に入ればπを使って簡単に計算できるのに、小学校でわざわざ面倒な計算をするのは大いなる無駄だと以前から思っていました。
だいたい、もともと円周率は無限なのですから、どこで切ったって不正確なわけです。
では3.14で切る理由は何でしょう?3だとなぜいけないのでしょう?
面積の出し方を考えることが目的なのですから、計算で余計な労力を使わせる必要は全くありません。
どうも、小学校ではひたすら計算力をつければいいと考えている大人が多いようですね。
反復練習を重ね、億や兆でも小数でも、とにかく桁数の多い同士の四則計算を筆算でできるようにする。
そのことが中学から数学を学ぶ上での土台になるという考え方です。
本当にそうでしょうか?
計算力は単なる技術です。
技術だけをいくら伝授しても、習ったことから先のことは自力ではできません。
なぜそうなるのか原理を理解し、考える力を育てる必要があります。
3桁×2桁は習わなくても、2桁×2桁の筆算の原理がわかっていれば応用が利くはずです。
3桁×2桁まで学習させないと基礎学力が.....という発言は、子どもの考える力を過小評価していることから生まれるものだと思います。
結合法則や分配法則を使った「工夫して計算する」箇所も、機械的にやり方だけ覚えて解いている子が少なくありません。
「工夫」などどこにも見られない.....。
一方、意味を本当に理解している子は、教わったこと以外にも自分で工夫して計算を楽にしているものです。
小学校での計算練習は、たし算・ひき算なら3桁同士、かけ算は2桁×2桁、わり算は3桁÷2桁までで十分ではないでしょうか。
小数の計算も基礎だけわかればOKです。
中学以降はめったに使わない小数を、なぜあそこまでしつこく練習するのでしょう?
むしろ分数計算の比重をもっと高めてほしいくらいです。
大きな数や小数の複雑な計算は電卓に任せ、浮いた時間で分数や割合、「単位あたり」の考え方、図形などをさらに深める.....。
それこそが中学以降の数学的な思考力に繋がる王道だと強く思います。
※応援してくださる方はクリック(↓)をお願いします!
円周率=3・・・へんなことになってきたなあ。
っと、私も実は短絡的に思っていました。 でも、確かにそうですね。 3.14であったとしても、絶対に正確な答えなど出てこないのだから。 その計算方法だけちゃんと理解できれば十分なはずですよね。
・・・ちなみに私も計算は苦手でしたf(^^;)。
なんだか、「英語は目的ではなく、手段だ」という考え方に相通じるものがあるような気がします。
しかし私はやはり円周率は3.14で教えるべきだと思っています。3.14と憶えることは「円周率は3,14159265…」とどこまでも続くんだよという意識を持つことが出来ます。3にしてしまうと、ヘンな言い方ですが“他の3”“ただの3”と同列になってしまう気がするのです。
電卓は「外付けの脳」であって、コンピュータと同じく、自前の脳の可能性を高めるべき時期には、出来るだけ遠ざけたほうが賢明かと思います。どんな計算でも電気がなければ自分でしなければなりません。本来それが当たり前なのですから、それくらいの努力を少しはさせてみてもいいでしょう。
「単純な計算」を多量にさせるは、腕立て伏せ200回の命令と同じ愚行ですが、基礎練習を省きすぎて、腕立て伏せが1回も出来ない子供ばかりになっていたら、それはそれで問題です。
しかし現在の「ゆとり」とも「ゆるみ」とも「点とり」とも判らぬ、中途半端なカリキュラムの中では、かえって問題が生じるではないかと思った次第です。長々と申し訳ありませんでした。
正直言って私も初めは「円周率=3」には拒否反応を示したのですが、今は考えが変わりました。
そうですね、英語と同じ。計算は手段です!
おっしゃりたいことはよく分かります。ただ記事中でも触れているように、円周率そのものは3.1415....で教えるのです。その上で計算に使うときは3にするだけです。計算でも3.14を使うなら、なぜ小数第2位までなのか、3.1や3.1415ではなぜいけないのか、明確な根拠がほしいです。
基礎練習に関しては、私も必要性は認めています。ただ、その量が記事に示したくらいで十分ではないかと思っているのですが.....。
円周率を3とすると、
円周と、正六角形の週の長さが等しくなってしまう。 って。
確かにそうですね!!
3倍ですからね・・・
これを、学校の先生はどう教えるのか気になります。
計算が大変だから、学校での勉強では、
円周と正六角形の周の長さが等しくなってしまいますが、、、、、、、
なんていうのでしょう!?
円周率の意味をしっかり教えられる先生も果たして何人いることでしょう。
円の面積=半径×半径×3.141519・・・・の理由。
何故そうなるのでしょう????
何気に、ここで、微分・積分の考え方が入ってきていますよね。
もぅ何年も、もしくは10数年、微分やら積分やらと離れている人は、
きちんと教えられるのかなぁ・・・・
いまの中学生は、やはり小数の計算ができません。
小数÷小数なんて、3分の1くらいの割合でできないのではないでしょうか?
中学以降で、めったに使わない小数。
それは、文系を選んだ人ですね。
理系では、『有効数字』という話がでてきます。
実験などの考察でも、どこまでが信頼できる値かというのもあります。
そして、有効数字を表すときは、
小数で表します。
6.02×10の23乗 といった風に。
あと、常用対数・自然対数を理解するには、
小数の計算というのはかなり重要になってきますよ!
小学生のころから面倒くさい計算は、
電卓にさせていた子供たちが、
どうやって、
積分計算をしていくのでしょう。
どうやって、モル計算をしていくのでしょう。
僕は、思考力も、計算力もどっちもやらせないといけないと思いますね。
計算は、計算力だけではなく、
忍耐力。つまり、勉強に対する我慢強さを付けるものと僕は思いますね☆
数学力・本当の学力への道は、
思考力をつけるとともに、忍耐力を付ける。
これだと思いますね。
このこと昨日からちょっと考えてました。
全く一緒のことなんですが、んで究極の逃げた答えとして「そろばん」ならおっけーです。
何故って聞かれても、困ります。
でも、小学生の間はできる限り、筆算を面倒くさいとなって欲しいのです。私は、面倒だったのでそろばん教室に通い、空想そろばんでできるようになりましたが...。
これぐらいにしておきます。
かなり考えました。
簡単にいってしまえば、『妥当』だからです。
小学生の円の面積の計算では、
そんなに莫大な大きさはでてこないでしょう。
おそらく、半径が大きくて10や20ですね。
そうすると、『信頼度』的には、小数第2まで、
つまり有効数字3桁あたりが、『妥当』でないかといった考えなのではないでしょうか?
だから、中学生以降はπにして、文字としておいてしまうのです。
別に計算を簡単にするわけではありません。
大学に入り、研究などで、
パソコンに計算をさせるときには、
3.14ではなく、πとして入力します。
そして、最終的に、『有効数字』により、
信頼できる値を計算値として出力するわけです。
半径がかなり大きな数字になってくると、
3.14だけでは信頼度は小さくなってきます。
πとして、最終的に、有効数字~~桁とすれば、
より正確な値が求められるわけです。
私が子供の頃の計算機といえば、お店のレジにあるような大きな、まさに「卓上計算機」でした。
今では電卓も小さくなったけど、いろんなボタンがあってよく分からない。電卓自体が薄くて小さいから、すぐ無くしてしまう。
結局筆算なんだけど、ボケ防止にはいいかも。