昔何かで読んだ話をときどき生徒にも教える。
「は」と「が」の一字の違いで、こんなにも意味が変わるという一例である。
①花子は部屋の隅で本を読んでいた。太郎は部屋に入ってきたとき、そちらに目を向けた。
②花子は部屋の隅で本を読んでいた。太郎が部屋に入ってきたとき、そちらに目を向けた。
どうだろう?たった1文字変えただけで、「目を向けた」人物が変わってしまう。
英語なら2文目の書き出しから変わってしまうところだが、語順の自由性が高い日本語ではこんな芸当ができるわけだ。
生徒の書いた文章を見ても、対話していても、この「は」と「が」の使い方に無頓着なため、おかしな日本語になっていることが少なくない。
英文和訳でもしょっちゅうある。
「筆者が○○だと言っているが、わたしは××だと思う。」
「彼女は作ったケーキはとてもおいしかった。」
「ぼくは帰ってきたとき、母は本を読んでいた。」などなど....。
自分の書いた文を読み返させればすぐにわかることも多いが、助詞の重大さに初めからもう少し神経を使ってほしい。
日本人でさえこうなのだから、外国人が日本語を学ぶ際、助詞が大きなネックの一つになっているだろうことは容易に想像できる。
日本人でよかった....。
では今年の終わりに宿題を一つ。正月休みに考えてみてください。
今年訪問してくださった多くの方々、いつもコメントを入れてくださる常連さん、すべての皆さんに感謝します。
ありがとうございました!
<問>次のそれぞれについて、「は」を使った場合と「が」の場合とでどんな違いがあるか考えてください。
(1)「ここは日本です。」と「ここが日本です。」
(2)「英語は苦手です。」と「英語が苦手です。」
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「は」と「が」の一字の違いで、こんなにも意味が変わるという一例である。
①花子は部屋の隅で本を読んでいた。太郎は部屋に入ってきたとき、そちらに目を向けた。
②花子は部屋の隅で本を読んでいた。太郎が部屋に入ってきたとき、そちらに目を向けた。
どうだろう?たった1文字変えただけで、「目を向けた」人物が変わってしまう。
英語なら2文目の書き出しから変わってしまうところだが、語順の自由性が高い日本語ではこんな芸当ができるわけだ。
生徒の書いた文章を見ても、対話していても、この「は」と「が」の使い方に無頓着なため、おかしな日本語になっていることが少なくない。
英文和訳でもしょっちゅうある。
「筆者が○○だと言っているが、わたしは××だと思う。」
「彼女は作ったケーキはとてもおいしかった。」
「ぼくは帰ってきたとき、母は本を読んでいた。」などなど....。
自分の書いた文を読み返させればすぐにわかることも多いが、助詞の重大さに初めからもう少し神経を使ってほしい。
日本人でさえこうなのだから、外国人が日本語を学ぶ際、助詞が大きなネックの一つになっているだろうことは容易に想像できる。
日本人でよかった....。
では今年の終わりに宿題を一つ。正月休みに考えてみてください。
今年訪問してくださった多くの方々、いつもコメントを入れてくださる常連さん、すべての皆さんに感謝します。
ありがとうございました!
<問>次のそれぞれについて、「は」を使った場合と「が」の場合とでどんな違いがあるか考えてください。
(1)「ここは日本です。」と「ここが日本です。」
(2)「英語は苦手です。」と「英語が苦手です。」
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