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ビタミンC-その3

2007-09-13 | ビタミン
昨日に続いて今日もビタミンCの話です。

昨日は量の話をしましたが、今日はのむタイミングの話。

経口で摂ったビタミンCは十二指腸と空腸上部といった
小腸の上のほうから吸収されます。
小腸での吸収は、ビタミンCの摂取量と食後か空腹時かで異なります。

食事から100mg程度を摂取したときにはその大部分が吸収されますが、
1000mgの摂取となると食直後で450~600mg(平均520mg)、
空腹時で200~500mg(平均340mg)程度が吸収されます。
(村田晃著『ビタミンC健康学』より)

つまり吸収から考えるとビタミンCの摂取は食事のすぐ後がよいという
ことです。また、ビタミンCを一度に1g以上大量にとるときには
便が柔らかくなったり、下痢を起こしたりするのですが、この副作用は
空腹時に摂ったときに起こりやすいので食事とのタイミングは大切です。

でも便秘の人には、空腹時にビタミンCを摂るように勧めて
副作用を逆手にとっています。

食事だけでビタミンCを摂っている人に比べて、
さらに1~2gのビタミンCを摂っている人は、
各組織でのビタミンCの濃度は3倍近くになります。

ちなみにビタミンCの濃度の高い組織は
脳下垂体、副腎、水晶体です。
ですから、ストレスで働く脳下垂体や副腎では
ビタミンCが欠乏しやすいので、ストレス時には
ビタミンCの補充が重要になってきます。
また、白内障の治療としてもビタミンCは重要です。
これらのことはあまり認知されていないのが残念ですが
ストレスの多い方、白内障の方は是非ビタミンCの補充を
充分に行ってください。

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