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主食って?

2007-09-04 | 
日本の主食は米ですよね。
米はいつから主食になったんでしょう?

人類が誕生してから約400万年といわれていますが
農耕により穀物の栽培が始まったのは1万年ほど前であり、
定着したのはほんの4、5000年に過ぎません。

日本で米の栽培が始まったのは約2500年前の弥生時代
といわれています。
つまり主食が米と言われたのは、人間の歴史を考えると
ほんのつい最近ということになります。

つまり人の身体を考えた場合
主食という考え方は安定供給が始まってから生まれて言葉です。

そこで先日から取り上げている江部康二先生がおっしゃるように
穀類を主とする食事の在り方が本当によいかどうかを
考えなおそうというわけです。

人間は本来安定して食べ物が供給される環境ではなかったために
狩猟採取を主とした長い食習慣の歴史のが体づくりに
影響を与えてきました。
体はまだ狩猟採取時代のままではないでしょうか?
つまり安定して摂れる炭水化物は想定されていないのです。
むしろ飢餓やときに手に入る蛋白や脂を想定して
身体の消化吸収の仕組みが出来上がっているようです。

ですから血糖を上げるホルモンはたくさんあるのに
血糖を下げるホルモンはインスリンだけです。

だから現代のように湯水のように炭水化物が豊富な状況が
続く場合には体はそれを処理できないことが推測されます。
その顕著なものが膵臓のインスリン分泌機能です。
想定以上・能力以上の現在の炭水化物主流の環境に耐え切れず
いち早く破綻して糖尿病をいう病態を作り出している。
江部康二先生はその著「主食を抜けば糖尿病はよくなる」
で上記を説いています。

江部先生のところでの糖制限・高蛋白・高脂肪食では
確実に膵臓の機能回復が図れるばかりではなく、
主流となっていた糖代謝が抑制されたおかげで、本来主流となるべき
脂質代謝が眠りから覚め、脂質が燃えやすい身体になるという。

米はうまい。
米がないと食べた気にならないという人も多い。
その米を制限するのは辛いことではあるが
本来の身体に戻す炭水化物制限を考えていきたいと思います。
コメント
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