ツアーファイナルは何だかモヤモヤのままに終了した。
レポをする気にもならない。
しなくて いいや。といいつつもログを残しましょ。
楽しいとか、悲しいとか、日頃の何かを吹き飛ばしに行く。
だけど、お互いで気持ちを伝え合って作っていく空間も、ちょっとしたことで全てを壊してしまう。
残念だ。
9mmが関わるライヴは残念な事が多すぎる。
最近ずっと考えていることはアーティストとファンの関係。
彼らが真摯に伝え続ける事は絶対にファンに伝わる?
本当の理想はそのはずだけど伝わりきらない。
例えば、9mmライヴに行けば、大暴れできて、何でもやっていいんだよ。
と誰かが言ったとする。
あるいはライヴ会場で、そういう行為を実際に見たとする。
相手が幼稚園児や小学生、中学生と、まだ自分で判断しかねている子供、
もしくは、そのような精神年齢だったとしたら、猿真似する。
アーティスト側はパフォーマーだから、それなりにお客さんの気持ちを上げてくれる動きをする。
だからと言って、こちらまで、なんでもアリはないだろう。
もう、こんなことは説明したりするまでもなく、全国的に標準的に常識ってヤツ。
相当バカじゃなきゃ、判断できることだ。
開演前に陰アナでもしてもらって、徹底させるしかない。
dustboxのファイナル(SHIBUYA-AX)では、アナウンスがあった。
「機材に水分が掛かると故障し、ライヴ演奏が続けられなくなることがあります。
絶対に飲み物を撒いたりする行為はおやめください。」
守れなければ、ペットボトルの持込禁止にしないとならない。
knotlampワンマン(渋谷クラブクアトロ)では、ペットボトル持ち込み禁止だった。
水分補給できなくて、酸欠でキツかったけど、そこまで考えることも必要かも。
THE BACK HORN × 9mm Parabellum Bullet『大惨事目眩大戦』
2009/07/08(水) @ Zepp Tokyo
w/THE BACK HORN
open 18:00 / start 19:00
adv 3,500円 [HP先行 (e+) A1611番]
先攻
THE BACK HORN
ここでもペットボトルが放られたりすることはあった。
後ろの方で参加する。最後まで踊った、やはりバックホーンはいい。
山田の体全体で表現し伝えるアクションに叫ぶような歌声。
ズンの生真面目に弾くギター。
MCはグダグダでも、正確に刻むドラム音のマツ。
かっちょ良すぎるベースラインのうねりで私たちを魅了させる光舟。
大阪でやったという「怪しき雲ゆき」が、ここで聴けた。
結局、後半はセトリをあまりいじることなく、レア曲だけ差し替えた。
「刃」の最後で、ズンと光舟がドラムの台?に同時に登り、終わりで跳んでた。
ズンちゃんはまた、スカイブルーのボトムだった。
山田は黒いトップスだったけど、遠すぎてわからなかった。黒シャツとかいいのにね。
ズンが手元を見ながら、ギターを弾いているのを見ると、うんうんって頷いてしまう自分がいる。
マツのグダグダMCのしょっぱな開口一番で噛んでも、それが楽しい気分にもなる。
音楽に向かう姿勢?なんでしょうか。
この違いは、ほんのわずかであるはずなのに、バックホーンは沁みる。
9mmが急激にファンを増やし、私たちが見る限りでは彼らも激変した。
沁みてこなくなったことが、それと一緒だったら悲しい。
簡単に前に進んではいけないのだということかもしれない。
キャリアは倍以上も先輩のバックホーン。さすがだと思ってる。
セトリが変わらなくても、私は今日のバックホーンも最高だ!って思った。
「幾千光年~」といい、「涙が~」といい、イントロを少しいじっている。
「涙が~」は仙台で、チョッパー奏法だった光舟だけど、今日はまた違った。
あのソロ演奏はインプロなんかね? だとしたら、面白い。
ありがとう。
と自然に言葉が出てくる。そんな彼らのライヴ。
そっけなく帰る山田、光舟とズンは軽く手を振って、最後にマツが手を振って名残惜しそうに帰っていった。
途中のMCでは、最後まで居酒屋で話し合ったツアータイトルの話。
「角笛と銃声」 というタイトルを諦めきれないでいるマツがいた。
もう、すでにサブタイトル化しているよ。言い過ぎで(笑)
山田が其の後に説明を入れていた。
やっぱり戦争だろって!
俺が「第三次」(目眩大戦)ってつもりで言ったら、卓郎君が「大惨事」いいですね!って言って、そっちに決まったとか話した。
マツは一番大人なのに、いちいち子供っぽくて面白い。
そうだ、山田が前より喋るようになったね。
光舟とズンの声も聞きたかったです。ツアーのグダグダMCコーナーは楽しかったなぁ(笑)
ズンが滝さんのエフェクターをどの曲で使っていたのか?
最前で見ていた人にさえ、わかったかどうかは定かじゃないけど、
すごく歪んだ音を出している曲が有った気がする。もう覚えてないや。
そういえば、ズンはまた、9mmをフロアで見ていたって(毎回w)
THE BACK HORN(2009.7.8 setlist)
(Start 19:00)
(End 20:02)
※ 自分調べ、完璧!
後攻
9mm Parabellum Bullet
一曲目予想 「(teenage)disaster」は妄想と化した。
今夜は、「Vampire」以降のファン向けにセトリが組まれた。
それでも、何曲かは旧曲(滝さん曰く懐メロ)を入れねばならない。
珍しいところで、入れてきたのは、しょっぱなの「Mr.Sucide」、やっぱり攻めてきた。
ツアーの京都が同じくスーサイドだったので、不図 思い出した。
他は、中盤に来た 「Termination」 ぐらいだったね。
「Termination」のサビで卓郎さんは 「歌ってくれ~っ!」 って叫んでいた。
もはや、サビは私たちのもの(笑) 滝さんの声だけが響く不思議。
前は滝パートを歌っていたのにね。いつからか卓郎さんパートを歌えって言うからおかしくなっちゃって!
この際、どっちも歌うわ、ははは。
旧曲に上がる人、「Blackなんちゃら」とか 『Vampire』の楽曲だけに上がる人。
結構、くっきり分かれていたように思う。
「Discommunication」 だけは、完璧。フロントエリアのクラップの手が揃って壮観だった。
仙台に比べ、お客さんは新旧取り混ぜて、さらにバックホーンのノリのいい人も含めたから最強。
メロコアでもないのに、サークルモッシュまで、おきそうになったが未遂に終わった。
いつの間にか輪の一員に入れられていた自分。
曲が始まったら、突っ込ませようと指揮する男性がいたが、みな普通にのり始めて未遂。
そりゃ、そうだ(笑)
アンコの「Living~」和彦さんの卓郎さんいじりは前髪触ったりして相変わらず変態だった。
プロだから、切り替えたはずだけど、やはり 水撒きのことがあったからか、あまりいじらずだった。
今ツアーで一度もやっていない曲(下記の5曲)は演奏されなかった。
少年の声
砂の惑星
Heart-Shaped Gear
Butterfly Effect
Motorbreath
もうお蔵入りしてしまったのかな。
「The World」 までは、ステージの様子もよく観て、堪能できたというか。
ちひろさんのドラムで好きな2曲 「次の駅まで」と「The World」で嬉しくなった。
で、「Supernova」の前の 「sundome」の手拍子がまた元気に叩かれている!
とにかく受け入れられないことばかりが、ずっとずっと続いている。
でも、一緒に手拍子しようとは思わないんだから、どうしようもないね。
前半は『Vampire』色が強くて、凹みながらも楽しんだ。
後半は「Sundome」 から、動きが鈍くなりかけたが、「Supernova」 で復活。
モッシュピットで弾けた。
そんな状況下でバクホンの知り合い2人を見つけて、顔で挨拶(笑)
ブラック~マーベ~トーキン 無理矢理にのる。
ラスト、パニで思いっきり踊って楽しむ。最終的には自分なりに楽しんだ。
そうそう、マーベ~トーキンの流れが聴けた。
今まで ずっと、この流れが最高だと思い続けていた。
けれども、今夜 聴いてみたら、そんなに気持ちが上がらん。
他の楽曲も、曲の繋ぎやイントロを工夫をしてくれてる9mmなのに!
「Black~」 を、しょっぱなや、MC明けに演奏しないのは初めて!
「Supernova」後に少しの間があって、歌と共に始まる「Black~」にイントロをつけていた。
F-Xの時に突然、9mmが聴けなくなって思ったことと、また違う妙な気持ちが生まれた。
まだまだ9mmライヴとの葛藤は続く。続くよ、どこまでも。
アンコールで和彦さんが伝える。
かなりキレているだろうことを、感情を抑えるかのようにトーンを下げて喋った。
言い回しは覚えていないが、こんな感じ。
あのぉ、水撒かないでくれる?!機材にかかると壊れるから。お願い。
卓郎さんが続ける。やはり言い回しは覚えていないが、こんな感じ。
水を撒こうが撒くまいが勝手だけど・・・(いや、それは違うだろうと首を振った)
俺達にかかっても構わないけど、楽器や機材にかかるようには しないでほしい。
いや、どう楽しもうと 勝手だし、自由にのればいいことだけど。
そんなことで、ライヴが続けられなくなることもあるってことを考えてほしい。
折角のこの場を、お互いが楽しめるように!
そのどっかのMCで沢山の人が笑った。私らのいた和彦さん側は誰も笑っていない。
聞こえて来たのは中央から滝さん側のやや後方にいる人達? 笑うところじゃない。もっと神妙になれよ!
この日を楽しみたくて、指折り数えて待って、楽しみにしてきてるだろう。
わずかな人の気まぐれでした行為のせいで、続けられずにライヴが中止になったら、楽しく嬉しそうな顔で演奏してるメンバ、阿呆みたいな顔ではしゃいで踊っている我々オーディエンスにとって、そんなに悲しい事はない。
そんなMCの後の「Living~」 で、卓郎さん前で起こった光景に驚いた。
もう ペットボトルから、何かが撒かれていた。
確かに俺らに掛かるのは構わないけど、何を撒こうが勝手とか言った。
卓郎さんは穏便にと考え進めたMCだと思うけど、しっかり「撒くな!」と言ってほしかった。
そんなことを繰り返すに決まっている、絶対に!最低だ。
でっか~い広っぱで、一人で大声だしてペットボトルから飲み物を撒いてればいい。
その前のMCはこんな感じのことも喋った。
みんな楽しくなりたいとか、悲しいとか、いろいろあるでしょ。
悲しい事があったら思いっきり悲しくなって涙がでなくなるまで出し切れたらいい。
思い出した「はっ?」ってMC。
こういうときに、向こう(欧米)では、どんな風に言うのか知ってる?
「シートベルトをしめろ!」 って言うんだって。
これから、飛ばしていくぜー!ってことだ~!
とか、叫んだんですが、あたしゃピンと来ませんでした。
回りくどいので、「とばしていくぜ~」だけでよかったんだけどね。
このときの卓郎さん、声のトーンを低めにしてた。
これからキッズ達に影響を与えていく、最高峰のロッカーになりきっていた。
あぁ、まだそういうのは・・・、経験や年を経て自然に身に付いたら言えばいいから!って思った。
ま、そんな卓郎さんのアンバランスさが又いいんですけどね。
ツアータイトルを言う時に
「第三次」って言ってたけど
「大惨事」だったよね。
(イントネーションの違いらしいが、微妙な違いじゃないか)
これからも
「第三次」(のイントネーションで)目眩大戦と言っていこうと思います。
また良く分からない発言をしていた。いや、ちゃんといえているんじゃないのか?
もう、本当に彼のMCは前後の脈略とかなかったりで覚えられない。
単に私の記憶力の衰退、老化が原因でしょうかとも思うけど。
ディスコミュが終わって、すぐに、ちひろさんがドラムを激しく叩いた。
卓郎さんが座り込んで叫んでいた?
前がよくは見えないけれど、その後はマラカスを乱れ舞いながら振っていた。
また、滝さんがドラムを叩いていた?ちひろさんが滝さん側でウロウロ。
スティックを股間から放り投げたけど、上に上がってポトンと柵前に落ちた。
どっかダメだなぁ、ドラム叩いてないと冴えないけど、そこがいい(笑)
思い返すと、滝さんのことが思い出せない。
そろそろ滝さん欠乏症なので、和彦さん側ではなく滝さん側に復帰したい。
滝さんもだけど、私の周りでは、和彦さんが人気あり過ぎる。
というか、あのゾーンは温厚な和彦さん同様に平和~な空間なんです。
ペットボトルは何かの間違いだと思いたい。けど現実だった。
どうかもうこんなことがないように、あるはずがないよ!
ところで 「Beautiful~」 とうとう聴けなかった。いつ聴けるだろう?
モンバス行ったら聴けそうなのにな~。(しかも阿波踊りバージョンで)
東京の残響祭に期待したい。出てくるはずだよね?
ロッキンは2年連続で「Beautiful~」 始まりだった。
で、今年もだったら・・・って、こんなことしか考えていない。
まったく、キューなんちゃらに07後半から08と巻き込まれたんですが、これからどうなるんでしょ?
9mm Parabellum Bullet(2009.7.8 setlist)
(Start 20:21)
(End 21:30)
※ 自分達調べ、順番に確証なしなので、EMI Live Special Site にあがったら確認する予定(7/9現在も上がってない)
そして、ツアー全行程は終わった。
大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌・東京
なんか福引で大騒ぎして終わっちゃった印象。
ライヴも良かったはずなのにね。
前半で燃え尽きていたような、尻つぼみになっていた気がしないでもない。
この後も、バックホーンも9mmも、とっても忙しい夏を過ごす事になる。
各地でライヴに参加する人達もいるだろう。
ストレスもなく 楽しいライヴだったと、言い合えるように出来たらと、心から思います。
今夜、参加された方、お疲れ様でした。
<次に観る予定>
THE BACK HORN
7/25(土) トキニ雨#12 @ 日比谷野外大音楽堂
w/ 凛として時雨
9mm Parabellum Bullet
7/21(火) the HIATUS 「Trash We'd Love Tour 2009」@ 新木場 Studio Coast
w/ the HIATUS