ハコへは仙台駅から地下鉄は使用せずアーケードを歩いていく。
やっぱり冷える!厚手のパーカーは羽織らないと風邪をひきそう。
手にはdustのタオル、あとはsuicaと小銭入れとチケット。
嬉しいはずなのに、なぜか開場直後から開演まではテンションが低い。
去年の9mmツアーのときとかは、ドアツードアも、観光もライヴも、ずっとフルテンションだったように思う。
もう元気な年頃ではないけど、一番元気だったw
ましてや一人参加が多いdust、しかも地方~お友達もいない。
メンバやスタッフは見ているだけに(勝手に)一番近い存在だったりする。
顔を見かければ何となくホッとして、緊張から解けるみたいだ。
クラブジャンクボックスは初めて!作りもジャンクな感じ。キャパは350~400ぐらいかな?
まずはフロアを見てみる。縦長、最前と中央に柵がある・・・
確実に中央柵よりも前でモッシュ参加になりそう。dustは行ければ最前か2列目を狙おうっと。
ステージ幅は無いが、高さは割とあるので見やすいかも知れない。
PAはフロアに入って、スグ右手にある。こっから出演者とか見る感じなのかな~と思った。
中にはかなりのコインロッカー(入り口横とフロア横にある。200円)があり助かった。
どう考えても、大人見ができるわけないし、そのつもりも無い私にパーカーは邪魔。
半券はトイレがビル内なので持っていないといけないらしい。
後はいれちゃえ~とロッカーに突っ込んで、ドリンクを引き換えてフロア入り口で飲み、再びフロア前方へ。
フロアに入ると男子率高い!年齢落ち着いている。
移動するだけで、じっと見られる。みんながみんな様子をうかがっているような雰囲気。
上手(かみて)にいる女性が大人見状態で腕を組んでステージを見つめて待機している。
ちょっと近寄りがたいって思ったのは、アラフォーぐらいで、3・4人が同じポーズで逞しい感じの方達。
他を見回してみても、どうにも、落ち着きすぎて、なんか不安。
ダイバーもモッシュも全く無かったら寂しい。
とはいえ、どこのハコも、『ダイブ・モッシュ禁止』 と貼り紙が必ずある。
opening act:EGNISH
しょっぱなは地元バンド。
初めて聞くバンド名、もちろん初めて聴く。
割と後になってから、OAとして参加することが発表された。
でも、嬉しいよね。こんなビッグなバンドのOAとして出られることが・・・。
実際にmcでボーカル君が話していた。
バンドをやるきっかけにもなった憧れのNUFANと同じステージに立てることがどれだけ嬉しいことか!
ギターの子も来日公演を見に行ったことを話した。
とにかくウォーミングアップして、最後まで楽しく過ごしましょうと力いっぱいパフォーマンスしてくれてた。
やっぱりパンクだけど、POPよりな明るい感じの楽曲だったように思う。
初見にしては楽しかった。
★
最前でぴょんぴょん跳んでいた女子が抜け、前方はスカスカ。
dustのファンがまぁまぁ多いと思っていたが、やはりNUFANファンが多いみたい。
普通に2列目だけど、最前の子は、どう見ても dustファンではないみたい。
あ~交渉すればよかった。
いや2列目でも、前方がクリーンに全て見れる。視界良好!やった!!
で、お次は、dusbox なんだけど、サラッと書こうともできるし、書こうとしたら長くもなる。
どうしても長くなっちゃうんだよ、ちゃんとちゃんと伝えようとすると、仕方ないね。
短く簡潔に伝えることもできなきゃって思うんだけど、精進が必要だ。
dustbox
機材転換中、暗闇でまっさきに叩いているのはレイジさん。いつもそう。
そのうちにローディーさんがスガさんのエフェクターを運んできたので、覗く。
やがて、ジョージさんがパーカーを羽織ったまま、ベースを持ってやってくる。
その後ろからスガさんも登場。
そういえば、他バンドさんだと途中でギター変えたりするけど、彼らはいつも一本で通す。
スガさんのギターはGibson。ジョージさんのはどこだろう。今度ちゃんと見よう。
しばらく弾いてエフェクターの具合とかPAと目で合図を送りながら、うなづく。
やがて、スグに立てかけた。
が、思い出したように、またギターをしょって、ガ~ッとフレーズを弾き始める。
思わず、口が開きっぱなしになるほどの高速プレイ。
自由にフレット間を移動する滑らかな左手に釘付けになる。
フレーズはごちゃごちゃといくつかのものが混ざったようなの。
思うに、私はこの転換中の様子を観るのが好きみたいで、だから前がいいのだろう。
気が付けば全員いなくなっていた。
なんだか曇天同様に自分も一日ボーっとし続けているな。
よし、ここからは上がるよ!とおもったけど、予想が少し的中、どこか残念なライヴになった。
ジルジャンで余計なことを考えて、真っ直ぐな気持ちでライヴ参加できなかったから、心底楽しみきりたかったのに・・・。
私の気持ちは万全で嬉しい!メンバだって力いっぱい全力で向かってくる。
だけど、嬉しいって心から思える表情が少ない。
しまいには 「私何かした?」 とか 「後ろで何が起こってるの?」 など不安を抱えながら、メンバの表情を伺ってしまっていた。
S.E.はいつもので登場。
おいおいコールと手拍子でメンバを迎える。
スガさん手を上げて、ジョージさんはスグに前方にいる男子達とハイタッチ。
女子は埋もれてしまっていた。覆い被さるように人がいる。
ここまでは物凄い興奮と期待感にワクワクしていた。
スガさんマイクの前、ゆっくりと息を吸う。軽い緊張感と期待感に包まれる静かな時間。
案の定 ♪セーッチャフリィ~ と発せられ、
Right Now 始まりに、フロアも大興奮!
だけど、ダイバーが全く来ない。
私が立っているのは、ほぼど真ん中。もうもみくちゃになっていてもいい場所だった。
続けて、
Spacewalk ちゃ~んとおいおいコールは有って、そこは何も変わらない。
ジョージさんのベースラインに合わせて、スガさんが右左と首を傾けリズムを取るのも変わらない。
ついついニヤ二ヤしてしまうところ、サビからは激しく動き、周りの押しで足元が安定しないまま。
キレイなコーラスで締めくくられ、レイジさんのドラムから始まる
Resistance にあがる!
この3曲で絶頂感を味わっていいはずよね?
私はいつもとかわらず、少しだらしない顔で嬉しそうにしていたはず。
ハードルレースを繰り広げるしょっぱな連続5曲のファーストセクション。
大好きな
Sunburst が来て、いつもはジョージさんを見るけど、スガさんを見ながら、歌いだしをあわせる。
やっぱり自分がニヤケているのは違いないけど、あれ?
さっきのあのダイバーが絡みあうレジでも、苦しくなかった。ダイバーいたか?
様子が変・・・仙台って、9mmしかしらないけど、毎回ノリが違って、波乱を呼んでいる街。
これは、やばい。楽しめないかもしれない。
でも、楽しい。メンバも精一杯に向かってきているはず。
ハタから見れば、レイジさんは苦しそうで、ジョージさんもキツそうに見える。
スガさんは精一杯に全力でいつものようにプレイしているようだけど、表情が足りないような。
ダイバーがいない。後ろにモッシュとかは起こっているの?
振り返っても、壁のように男子が覆い被さっており様子がわからない。
ステージのメンバから見える光景はどうなんだろう。
また純粋に見れていない自分がいて、何だか腹立たしい。
クソ楽しむしかないから、ギュウギュウになりながら、自然に笑える自分を待つ。
でも持続しない。だってメンバが笑っていない。
曲はいつものようにキラキラしていた。活力は彼らの笑顔だったんだと気づく。
スガさんが前に立っている。
センターに出てきて弾くのは、いつもの
Hurdle Race のイントロのフレーズ。
鮮やかなプレイ、このときに足を踏ん張って弾くスガさんが、ちょっとドヤ顔して、いたずらっぽい目をして楽しそうにする。
少し弾いて、焦らしてから、グイグイとイントロのフレーズをかき鳴らす!
最高に上がる瞬間!ダイバー少し飛んで来たけど、ひっきりなしではない。
どこか不安感を残してMCを迎えた。
スガさんが喋る。
こんばんは、はじめまして! dustbox というバンドです。
(多分こういう雰囲気だって、最初のセクションで感じ取って、MCをするんだろうな~と思った。)
大好きでよく聴いている NO USE FOR A NAME のツアーに前座として出られるのは、とても光栄なことです。
昨日の郡山、ここ仙台で二箇所目なんですけど、実は英会話はあまり上手じゃなくて、
でも、NO USE FOR A NAMEメンバとも少し会話ができるようになってきて話しています。
あと1箇所、水戸まで一緒に回らせてもらうので、色々話しができらなぁ~と思います。
今日は最後までよろしく!
対バンでもありがちだけど、こうして交流が深まっていくんだね。
ていうか、スガさんはただの1ファンとしてMCしているみたいだった。
でも好きは一番伝わることなので、NUFAN だけを観に来たファンに伝わるといいな。
ジョージさんが喋る。
前の方は若い人が多いけど、後ろの方、多分俺らと同じぐらいの世代じゃないかな?
もっともっとどんどん来てもらっていいですからね~
(ちゃんとは言い回しを覚えてないけれど、いつもより丁寧な言葉で煽っていたように思いました。)
スガさんが付け加える。
NO USE FOR A NAME のツアーだけど、僕らはいつもと変わらずに全力で演奏します。
ちょっとでも、気にいってもらえたら、何よりで。
NO USE のツアー、最後まで精一杯楽しんで、いい時間にしましょう!
そして、
Not Over だったか。
順番が怪しいです。すみません!
(セトリはゲットできず、NUFANファンで埋め尽くされ、スタッフに声が届かなかった)
もう最高に上がる曲なので、純粋に楽しみきることに専念!
声が届くように、That’s Why! と、 うおぉ~お! と、Moving Forward! と、Look up!までも。
届いている?と前方なのに、届いていないような不安がよぎった。
うおぉ~お!で、絶対にスガさんが底抜けに明るい笑顔を見せてくれるからだけど・・・
なんだか激しく演奏はしてくれていて、想いが伝わるだけに、何とかできないものかと変な感情が生まれる。
でも、どうにも楽しく乗るだけしかないという結論。
レイジさんのドラム、ガ~ッてあがる、
Try My Luck
押しが又強くなり、体がどんどん左側に動いて苦しくなる。ちょっと酸素がなくなってきた。
♪トライマイラーック で歌うオーディエンス達、いつもより声が少ない。
時々は笑うジョージさんだけど、いつも程じゃない。
お前らマダマダだな~とかも言えないほどダイバーいない(笑)
バカみたいなことを真剣にやっている輩がいないのだろうか。
ダイバーがいないのはわかる。他の様子は何せ後ろが見えないので分からないのだ。
ジョージさんが左右の肩を回して、余分な力を抜いた。
あ!
Bitter Sweet が来る!って即 思って、怪しくもその場でウケてしまう。
すぐにも、例のフレーズ。
絶叫~!じゃないけど、声をあげる。
もちろん次のヤツを叫ぶために構えて、♪ワンツースリーフォー って、声が少ない。
改めて、今夜のdustはアウェーなのだと確信する。
アウェーの方がいい演奏をするとか、いいライヴをするとかバンドによって違うけど、
このバンドはアウェーではなく、HOMEで見たほうが絶対に楽しい!!!
大好きなので、浮きがちでも精一杯参加しようと残り少ないだろう頃に思い直す。
この曲からの私は本当にバカみたいに嬉しい顔だったろうと思うよ。
スガさんが喋る。
数年前に彼らが来日したときに、初めて渋谷o-westへ見に行く予定だったけど、中止になって見られなかったことがあります。
対バンにハイスタと○○(失念)だったときで、(フロアから反応あり)
NO USE は、本当に自分が大好きなバンドでたくさん勉強させてもらったバンドです。
少しでもみなさんの心に届けばと精一杯演奏します。
ジョージさんが喋る。
例の曲でサークルやらせようと思っている。
やれるのかよ!っていつもは強気に煽るけど、
今夜はどこかやってくれたら盛り上げてくれたら嬉しいな的になっている。
言い回しを忘れてしまったけど、コレだ。
ぐるぐるとサークル作れるか~?! 1分しかないからな!悔いを残さないようにしろよ!
動けないけど、グチャグチャになりたい。
冴えない表情ながらも、レイジさんは華麗にスティックを回していて、カッコイイ。
笑ってくれたら、もっともっと楽しいのに・・・。
PUNKAFOOLICでのメンバの顔を比較して思い出してしまう。
そういえば、この曲の歌詞がわからないけど、本来はJust One Minute と、最後に 「s」 は付かないはず。
この 「s」 の意味合いがあるはずだけど、歌詞が知りたい。
英語脳じゃないから、リスニングできないのです。
♪Happy~ と叫んで、スガさんを見ると、楽しもうと心から思っているのが見える、伝わってくる。
大好きなバンドの前座で、自分だって思いっきり楽しんで演奏したいはずなんだ。
ニコニコ顔で両手を思いっきり上にあげて、手拍子を煽ってきた~。
来た~!
Stand By Me だ~、スガさんが笑えば怖いものナシ。かなり嬉しくなっていたはず。
イントロのカッティングで派手な動きで全力なスガさんに感動を覚えつつ、ジワッとするものもあり。
もう、このときは楽しかったよ~ありがとう、ガースー!
そう思っていて、楽しむことを自ら実践してくれる彼が眩しく逞しく思えた瞬間だった。
そして、MCはいつもので、ニュアンスでしか覚えてない。
夢とか皆ある?ずっと信じて諦めないでやリ続ければ必ず叶います。
ずっと、NUFANのことをMCで話し続けていたスガさんが、やっと自分達のいつものスタイルで伝える。
でも、MCでギターコードを鳴らすのも、どこか柔くて、いつもと違うスガさんを見た気がする。
郡山はどうだったのかな?見ていたら、雰囲気は分かったかもしれない。
ジョージさんに、NUFANはどうだったか?は聞いたけど、詳細までは喋らないもんね。
私はスガさんの言うことに、うなずくのみで、ここから最後までは、本気で嬉しい!幸せだ!って、こちらから伝えようって思った。
レイジさんのドラムはじまり、
Tomorrow だ。終わってしまう気がする。
ずっと続けばいいのに!もうダイバーがいないとか、後ろが変なノリとか、何も気にならなくなっていた。
あと1曲!とスガさんが言って始まったのは、
Jupiter!
やっぱり後ろを向いて、レイジさんと合わせて始まる!
振り絞って歌う、グイグイと胸に突き刺さってくるようだ。
おいおいとコールする我々の声も振り絞る。
なんかもう周りはいいやって思えるぐらいに振り絞る。
一人一人から出てくる光で彼らを照らしていくんだけど、そこには影も存在していて、その中にいる彼らがそこからも光を放とうとしているように見えた。
ラストはスガさんとジョージさんが向き合って、ジャンプ!
30分という短い尺ながらも、終わってみればドラマティックに(美化?)クライマックスを迎えている。
いつしか、周りのことが気にならないほどに、のめり込んでいたんだね。
ジョージさんやレイジさんもきっとそうなんだと思う。
彼らがどうやって帰っていったのかは、まるで覚えていなかった。
dustbox (2009.10.25 Sendi club junk box)
※自分調べ、順番が曖昧
この後のNUFAN、昨夜ジョージさんから聞いていた 「お楽しみ」 が待っていた。
★
終演後にPAにいるレイジさんを見つける。誰かと話していて話せず。
声だけ掛け会釈して去る。
外に出て、右に曲がったところにある自販機に炭酸ドリンクを買いに行く。
すると、その横にジョージさんと関係者?
なんで~?!ジョージさんばかりに遭遇する。
NUFAN があまりにも最高だったので、気分が高揚中。
「ジョージさん、お疲れ様!NO USE スゴイですねぇ~」
『ねぇ~』 と、うなずく彼。
dustのモヤモヤもあり(まぁ良かったんだけどね)暴言を・・・思い出すと、タラッ。
「dust、まだまだ だねっ!」「・・・あ、ごめん、泣かないでね」
『泣かねーよ(笑)』
「うそ!dust大好きだよ!じゃ・・・」
時間も押し迫っており、体中絞れるほどの汗。
シャワーを浴びて、夜行バスに乗らないと臭くて迷惑極まりない(汗;)
と、結局、この2日間、スガさんと話すことなく、東京に帰ってきたのである。
遭遇しまくったジョージさん、だからといって、顔を覚える人ではないと思われる。
毒は吐いたけど・・・。
次のdustは、わずか1週間後の浅草だけど、あぁ水戸にも行きたかった。
平日の茨城19時開演は無理で、駅から徒歩20分はあるから、到着が20時になってしまう。
でいて、終電が21:30ぐらいだったから、1時間ほどで去らなくてはならない。
しかも、OAがstuck44だったなんて~超行きたかった~あぁ~うぇ~ん。
※書き逃げシリーズはなおも続く。誤字脱字意味不明、ご了承くださいませ。