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バイク工房内の出来事。

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BBオーバーホール。 良いBBってなんだ??

2024-06-01 | 点検、オーバーホール
12ヶ月定期点検で入庫のバイクです。
日立市の山道を日々通勤されているお客様ですので、毎回シビアコンディションでの入庫です。

こちらのバイクのBBはオーバーホールが行え効果が出やすいので、BBもオーバーホールします。
カートリッジベアリング式のBBが主流の時代、1割位しかないんですかね?~



ハウジングからベアリングを抜き取って。
クリーニング後、ケミカルを封入、組み上げる工程ですが。

本来はベアリング交換がベストですが、コスト面で可能な限りオーバーホールさせて頂いております。
元より調子良く回転し、寿命は数倍まで伸びます。
体感できる事も多い作業です。


ただ、抜くとき組むとき。作業の全てを再使用モードで作業が必要です。
なんか流行っているアジア製ベアリングは寿命が短く向いていません。

ところで、良くBBの規格を比較する話を耳にします。
当店ではあまり規格は気にしません。
比較の内容に嘘は無いかと思うのですが、実効性に有効な話では無いからです。


フレームや大人の事情。設計者の志向で作られた規格でしょうが。
回転部分なので、ベアリングの品質、ハウジングの品質、フレームの品質が高度であれば良く回ります。
利益優先の品質の低い組み合わせは、回らない、すぐにダメになると残念な商品になるでしょう。

そして最後の料理人の腕が仕上げになります。



したがって、当店ではオーバーホール製の高いベアリングを選択。
次にベアリングを収めるフレームとの間に入るハウジングを気にします。

そして、お客様とのコミュニケーションで絞り込んでいきます。

面倒そうですが、面倒なのはお店が行うのでお客様は安心で簡単です。
代金を頂くので、めっちゃ面倒さを追い込むのが仕事ですからw


先日「~~って良いらしいけど、どうですか?」
と、訊かれました。

「調べておきます」と確認したら。
「最近ミッションが良く壊れる」有名な、日本の自動車メーカーの資本が入ったベアリングメーカーが関わった中国製だと認識しました。

ミッションが壊れるようになったのは、中華製になったからとディーラーの方も仰っていて。
必然的にベアリングも中国で自社で作り始めたんでしょう。

品質を求めてないと思っているメーカーですから、

「それは、壊れるでしょ」と、独り言が出ましたw


昨今は、購入時加入の補償保険で修理されるため支払いは発生せず。記憶に残らない。
新車を買った方は補償保険終了までに乗り換えるのでしょうか。
中古で買えば自己責任ですから。
上手いサイクルを作ったもんですw 壊れてOKなんですからww

ベアリングの件、
確証までは取っていませんが、深入りする必要のない案件と判断して回答しました。安い訳でもないので他が良いと思います。

お客様は一緒にウェブサイトで確認して、
「ん~~~ 流行ってるのにね?w いらないね。あぶね~」
と、解決されたようでした。


お疲れさまでした。
読んでいただきありがとうございます。 

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