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バイク工房内の出来事。

バイク選びやメンテナンスのヒントを見つけていただければ。

ディスクブレーキロードバイク 定期点検

2020-01-31 | 点検、オーバーホール
今回は、北陸に引っ越しをされたお客様からご依頼いただきました。
ありがとうございます。


大変綺麗に乗って頂いているバイクです!

ですので、使用と関係ない経年劣化を中心に見ていきます。

18ヶ月(1年半)の御使用のバイクを12ヶ月点検でお預かりしたので、今回交換しないパーツは30ヶ月(2年半)使用する事になります。

当店では、メーカーの1年交換推奨部品を、2年の使用目安にしている部品が多くあります。(さすがに!って思う所もあるので・・)
したがって30ヶ月までの安全を考えると対象は多く、怪しい所は確認しながら交換になります。(勝手には行いませんw)

ベアリングやオイル類が該当します。

今回、ベアリングは 3/10 が消耗により交換しました。
そのうち2ヶ所は御要望により、FSAをENDUROのアンギュラコンタクトベアリングにグレードアップして予防的な交換です。


そして、ディスクブレーキ特有のオイル交換。
お話を聞くと勘違いしている方が多いようですが、

オイル代込オイル交換費用 ≒ ブレーキケーブル代込ケーブル交換費用

です。かつ、
Di2仕様であれば、油圧ホースとエレクトリックケーブルの交換は必要がありませんので。
バーテープの交換が必須にはならず、コストは安くなるくらいです。

そして、18ヶ月のオイルですが


新品は


色が大分違います。
やはり、36ヶ月(3年)使用は論外だと感じます。

無事、メンテナンスを終えて。出荷はもちろんこれで!
簡単で、安全です。収納もコンパクトです。


以前から、シーコン等での運搬の危険性を指摘させて頂いていますが。
事故が多いことから 佐川急便、西濃運輸、ヤマト運輸、一部航空会社でも受け入れ拒否を行っています。
形状が異形なので、搭載の際に負荷がかかり台から外れてしまうので。預ける事が出来ても危険なのには変わりがありません。

初めての衝撃は!
羽田空港で職員が搬送の際に転がしていました。重心が高いので不安定なんです。
他にも3件の破損事故と、パレットの上に横積みを見たことがあります。
割合で言うと異常な多さです。

バイクを壊すばかりでなく、行きはOK! 帰りは拒否! ってなると更に大変です(涙

って、事で安くて簡単・安心な Qbicle は当店でも販売しております。
また、輸入元アクションスポーツさんのサイトでは。
ありがたいことに、各航空会社の受け入れ情報も集計してくれています。
ぜひ、ご確認ください。

お疲れさまでした。
読んでいただきありがとうございます。 


楕円!ダエン!だえん。

2020-01-30 | カスタム


って、良いの?

ず~と質問頂く皆様の悩みですw
少し解決させましょう。

回答は、
ありです!

ただ、当店ではほとんどオススメしません。
殆どのサイクリストの方は向いていません。勘違いして使用してしまうとスキルダウンに繋がる事もあります。
矛盾してますが、理解して頂ければ当たり前の結論で簡単な事なんです。

理解できる説明が無いと、お客様が迷ってしまうんです。
と、言う事で個々へのマッチングは店頭でお気軽にお問い合わせください。


私の理解では。
設計者の理論があって物は作られます。当然の事だと思います。
その理論をどう推測して、理解頂けるよう説明するか。
そして、コーディネートを行うかがお店の力量だと思っています。

たとえば、楕円を単純二つに分けましょう。(分かりやすくするためです)
・鍛えて速くなるための物。
・体感を良くして快適になる為の物。
快適と速いは別の物です。


こちらのお客様とは打ち合わせの上で
・オススメしないけど使うのもあり。
・練習時間の確保が難しくなってきて、ベストに修正するより現状を良くしたい。
と言う結論で御注文を頂きました。


そして、かっこいい!
は、もちろん大切です

お疲れさまでした。
読んでいただきありがとうございます。 

まずは、一番大切なところから。 その1

2020-01-25 | 間違いだらけのバイク選び
こんにちは。
雪の無い今季、スキー場で仕事をしていた事もあるのでとても心配しています。


さて、
カテゴリーのみ作っていて放置していた、自転車選びのコツ。
ようやく第一弾です。皆さんの参考になれば幸いです。

ちなみに、強めのカテゴリータイトルですが。

私達の世代で車好きなら知られた響きではないでしょうか?
欧州車好きの偏りを公言していた、私も好きだった骨のある参考書?でした。

自転車屋が自転車について書くので、根拠やデーターに基づいた内容でなければいけないと思っていますし、責任を持って書くつもりです。
でも、異端の意見と感じる方もいらっしゃると思います。誰かを不安にさせたり貶めたい訳ではありません。
むしろ、貶められてる方にきちんと理解して楽しんで頂きたいと思っています。
更に言えば「知らぬが仏」って言葉も理解していますが、
きりがありません不快に思った方は、偏りあり独り言として捨ててページを変える事を提案させて頂きます。

なお、大人の事情も入りますw

申し訳ありません。
店頭でのバイク選びの際には更に具体的に分かりやすくお話しする事もあります。
不快に思った方でも、スッキリ出来るかもしれませんので、ぜひご来店下さい。



スタートは、カーボンフレームのコストについて

皆さんがカタログやウェブで気にされる要素の一つ 価格 ですが。
簡単に見直すと
・フレーム
・シマノコンポ
・ホイール
・サドル他、バーテープ等
・生産委託費
・広告宣伝費
・経費
の足し算です。

フレームには更に内訳が存在しますが。
部品は各メーカーが部品屋さんから仕入れているので、価格差は生まれづらいカテゴリーです。

そうすると、フレームと生産委託費、広告宣伝費(販売促進費とも言われます)が価格を決めてきます。
ツールでたくさんのチームやロゴでの宣伝。CMや雑誌、ネットの広告等。
ここはかなり高価なのはご存知の通り、宣伝費全てを1台当たりに振り分けます。
高給取りの役員が多いとそれもですねw

生産委託費については別の機会に・・・


そしてフレームについてですが。
お買得! って存在しないと思います。

正確には存在します (汗
メーカーが戦略的に採算よりも他を優先させた商品です。
この場合は他で補うから良し! となります。
ただ、メーカー全体で収益が出ているのであれば、

お買い得なメーカーは存在しません。安く作っているメーカーはあります。


上げさせて頂いている3枚の画像は、自身が3大工場と理解している工場の生産風景です。

現在の最先端カーボンは、モールドと言われる型でタイ焼きのように作られます。
モノコックや一体成型と言われる製法です。
そして、自転車の場合にはカーボン繊維を一体化させるためにとても高い内圧を内側からかけて型に押し付けています。

一方、バイクには車種やサイズがあり、サイズ毎に型が必要な事になります。
さらに、ラインで生産するためには多数必要ですので、サイズを省く事は簡単なコストカットになります。
しかし、欧州の主要メーカーはコストをかけてもサイズを作るんです。
絶対に必要な事だと理解しているのと、物作りへの文化の違いだと思います。

金型の厚みの違いにびっくりしました

よく見て頂ければ型の厚みが違う事が分かると思います。(なるべく見やすい画像を選びました)
1社だけ薄い。。。

さらに






1社だけ、複数の部位を同時に作れる型を使用しています。
これも、必要だから大手2工場は1つづつ作っていると思います。

型が薄ければ負荷をかけた時に変形します。
また、複数の負荷を同時にかける事で歪みも発生します。

結果、カーボンの品質を生かしきれず設計性能からや、品質のバラツキが出る訳です。

一方、大量に必要な型のコストは低くなり、同時に作ることで生産コストもあがります。
大切なまとめは後にさせて頂きますが、圧力が低いから可能な事だと推測します。

安い理由があります。
他にもありますが、次回。

お疲れさまでした。
読んでいただきありがとうございます。 


「カンパニョーロ ボーラ オーバーホール」ネタ 続きです

2020-01-05 | 点検、オーバーホール

前回も出した画像です。
前回は、ケミカルに焦点を当てたのでお伝え出来なかったのですが、大切なトラブル報告です。

まず、上の画像で何か気になりますか?

です!
カセットボディーに窪みが出来ています。
個別のスプロケットがトルクで食い込んで付いた窪みです。

この状態だと、カセット交換に苦労したり、カセットもダメージを受けたり。
変速の性能も劣化していきます。

これは、カセットの締付不足が要因でも起きます。
今回の個体も御自身で取り付けたようで、20N-m 程度でした。

締付不足は当店の選手でも多く、 個人で交換したホイールで 30N-m を超えてる事は20%以下の印象です。
カセットは 40N-m 前後の指定トルクで締め付けます。
適切な締付けでこの傷はかなり防止出来ます。

そしてシマノ製アルミタイプのロックナットは消耗品です。
ただ、数百円と安いので安心して締め付けて下さい。


この個体は窪みはほぼ出ていません。
ただ・・・・

不調で持ち込まれ調べてみるとカセットボディーのロックナットが締まってなく浮いています。とてもとても危険な状態です。

カンパニョーロサービスセンターや、BORAのオーバーホールに慣れているお店では起こらない現象だと思います。
なぜなら、作業工程のイメージングが明確になっていれば、作業中も次の作業をイメージしているからです。いわゆるイメトレですw

このようなホイールをみると、作業は慣れているお店で受けるのが良いと思います。
ドクターのオペスキルも50代からが本番って聞いたことがあります。
確かに! 申し訳ないけど、手術されるなら僕はベテランの方希望です(-_-;)

迷ったらサービスセンターに問い合わせても良いのかと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

新年あけましておめでとうございます

2020-01-05 | 点検、オーバーホール
無事、今年も開店しております。
よろしくお願いいたします。

今回は、当店で一番依頼の多い作業。
Campagnolo BORA のオーバーホールです。

カンパニョーロの取説には3ヶ月毎と書いてあった記憶もある作業ですが。
当店では、12ヶ月及び雨天イベント走行時を推奨しております。


今回の個体は、ガタが少し出ているものの、ノーマルな劣化を想定してのスタートです。


カセットボディー外側、チェーンオイルの施工不良と思われる酷い状態。
でも、この位は良くあります。

ところが、カセットボディーを抜いて眉間にしわが寄りました。多分。。。


汚れの質が悪い。あまり見ない状態の悪さです。


これが、決定打です!
波が打っている悪そうな粘体。
ケミカルの選択か使用方法のミスマッチ。自然には起きない初めて見る状態です。

とりあえず、クリーニングします。




フロントはノーマルな劣化です。


オーバーホールして組み上げます。


さて、クリーニングしていて違和感があったのがカセットボディーのリップシール。
今までに感じた事の無い触感や形状になっています。


左が今回のパーツ、右がカンパ用ですが新品です。
青い部分がリップシールですが。
ふやけて変形しています。

明らかにケミカルによって侵された状態です。

そこで、納品時に使用ケミカルをお持ち頂いたところ、問題にしているクリーナーでした。
ユーチューバーの方の動画を見て購入使用したそうですが、他にも動画が散見していてネットユーザーを中心に人気があるようです。
当店ではある疑問を発売元に確認した結果、問題のある動画として回答を頂いていて。
問合せには回答させていただいております。
実際に目の当たりにすると悲しい気持ちになります。

色々な立場、意図しない受け側の解釈。言い訳は色々あるとは思いますが、結果として被害が多く出ていると思います。
特に、今回の事象は想定以上の被害でした。
元々違う用途のケミカルですので、ケミカル自体が悪いわけでは無いと思います。
関わる人達の人災だと思います。



カセットも、汚れがクリーナーによって保持されたと思われ。
炭化に近くなっています。

どうか、ケミカルもバイク同様丁寧に選んで扱って下さい。
結果、シンプルになり手軽で無駄な出費も減ります。

ちなみに御使用のチェーンオイルは、ショップで勧められた物と言う事ですが。
一緒に調べてみるとMTBに向いている物の用です。御本人は雨も乗らないロードバイクライダーで、御本人も ん~??? って感じでした。 

あるお客様が「自転車屋に騙されて消費者センターに相談したら 最近はそう言うお店も増えたので気を付けないといけない。 って言われたよ。」っと言われた事がありまして。
本当になんか「申し訳ございません」って感じです。
出来る事はちゃんとやる! です。

問題のある使用法を推奨したケミカルや、説明が雑なケミカルは存在します。
御自身のケミカルについて御不安な時は、是非購入元やメーカーに問い合わせて下さい。
また、店頭であれば当店でも御質問にも対応させて頂きます。

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回も ボーラ ネタです。