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バイク工房内の出来事。

バイク選びやメンテナンスのヒントを見つけていただければ。

スポーツ用品の耐久性について 3

2023-05-20 | 間違いだらけのバイク選び
さて、たとえば

保証期間
使用推奨期間
補修用部品保有期限
法定耐用年数

耐久性の参考になる様々なデーターがあります。


保証期間

これは、ほぼ初期不良案件で採用されます。
他にもあまりに早い劣化でも使われています。
ただ、保証期間が長期化するにつれて想定外があったり、トラブルも多く聞きます。

下記は第三者的機関の「国民生活センター」の意見の一つです。
                                      
 製品が不良品であったなど、購入した製品に品質上の問題があった場合、基本的には購入者と売買契約を結んだ販売店が売り主として責任を負い、購入者は無償修理等を請求することができます(注1)。しかし購入から時間が経過した場合等は、製品に元々問題があったと証明することは困難です(注2)。そのため購入した製品に不具合等が起こった場合、販売店やメーカーの保証規定に沿って修理等の対応を求めることが一般的です。
  • (注1)契約不適合責任(民法566条)
  • (注2)原則として、品質に関する不適合を知った時から1年以内にその旨を販売店に通知する必要があります(民法566条)。(以上抜粋)
                                         
これをみても。
屋外で使用して経年劣化の起こる商品をですので、長期使用した場合は当てはまるケースは少なくなります。
もちろん企業は熟知していますw

私は結論どの期間でも一緒だと感じていますw
経験でも、製造不良はお店でチェックできます。目に見えて明らかな経年劣化がほぼ100%です。
なので、12ヶ月定期点検までの期間で十分だと思っています。(損は無いので長期歓迎ですが)
個人的には、取説に沿った使用で5年とかで壊れる商品は如何かと思っています。

ただ、メーカーが出せる唯一の公式回答でもあります。


使用推奨期間

多分これが今回の件にマッチすると思います。(今回のパーツは該当外)
しかし、ヘルメット位しか表記されていません。
最新のトレンドは「製造5年、使用3年」と、経年劣化をちゃんと表記したメーカーもあります。
確かに作られて5年経っていてそこから4年、計9年は無理があると思いますので、一歩進んだ表記だと思います。

期間を過ぎると、期待した性能が発揮されないと言う事です。
一部車体や部品も表現していますので調べてみて下さい。



補修用部品保有期限 
これも一部当てはまるかもしれませんが、家電等で主に使われていると思います。

「部品を作ったり、管理したりコストがかかります。きりが無いので、ここで修理をやめさせていただきます。」
「そろそろ、対象の物を使うのは全体的に危険が伴います。使用をやめて交換してください。」

の違うパターンが含まれると思います。

例えば、自動車等のエンジン搭載車なら、専門の技術者が定期的に点検補修を行う事で使用期間を延ばせますが。
購入したまま使い続ける物は、期間で切らないといけないのかもしれません。業界によっては、無料に見える有償保証をかけて対応していますね。

ちなみに、国内では一般家庭向け家電に対し国の機関でガイドラインを出していて、だんだん数値が短くなっています。


法定耐用年数

これは、税制上の年数です。
ただ、どう見ている人がいるかの参考にはなります。

これらと、イメージを当てはめることで整理が行えます。


結論当店では、あるデータを基に 4年と言う単語が多いと思います。

しかし、1年とお伝えしている商品。7年とお伝えしている商品もあります。

これは、当店の経験のデーターです。
また、壊れる事と、性能が著しく落ちるは別の要素ですので分けてお伝えしています。

いずれも、当店のデーターや文責の集計をお伝えしてしています。
イメージではなく、現実の情報になります。


お客様におきましては、購入時にしっかりと理解してイメージ出来れば問題ないのだと思います。
その時に、色んな要素で選んで頂ければ良いと思います。

情報は全て開示されていると思います。
ご自身で、自身がなければ是非ご相談頂き。

イメージに惑わされない「間違いのないバイク選び」を進めてください。
そして、お客様自身に使用期限とコストを正しく選んで頂きたいと思います。
ぜひ、大切な順番のご確認をオススメ致します。

さて、今回のきっかけとなったパーツですが。
・7年使用の競技用部品ですのでお客様も笑って諦めています。
・100件近い中で初の現象(1%以下)ですので、今後訊かれなけばこちらから発信もしないと思います。
・重要な順位で上位では無いからです。お客様との時間が永遠にとれるケースもありますので、その時はお伝えすると思います。
・定期点検時に新たなチェック項目にはなります。
・匂うバイクには執拗になると思います。(仕事なのでこれが一番ですね)
・新しいパーツは補強がされていました。(同じ案件があったのですね)

以上のアップデートでお店を運営していきたいと思います。
是非ともご理解いただけますと幸いです。

お疲れさまでした。
読んでいただきありがとうございます。 

安松青葉選手 定期メンテナンス

2023-05-13 | 点検、オーバーホール
先日、忙しい合宿とレースの合間を縫って。
現在 「トライアスロン2023 NTT JAPAN RANKING」3位の安松青葉選手の定期
メンテナンスを行いました。

定期ですのでいつもと同じ。
・ベアリングは全てのメンテナンス(ペダルもw)
・ブレーキキャリパーの洗浄
・チェーンの処置
・シートポスト及びクランプのメンテナンス
・各部機能チェック及び調整

多分他にも行っています・・


特に気を使っているのが、毎度登場のヘッドパーツ。
現代のバイクはここをダメにすると、ディスクブレーキの組みなおしが必要になり。
コストがとてもかかります。


今回はギリギリ〇
錆びの元が発生している気がしますがペーストに取り込まれており、拭き取れました。
そして動きも良好!

この状態のまま、ベアリングと周辺を完全にクリーニングして新しいペーストを塗りました。

安松青葉選手の場合、3ヶ月に一回もしくは雨天走行後行っています。
そして、1年に一回のベアリング交換で済むようにしたいのです・・・

この作業を行うと一般の方でも3倍は長持ちしています。 
ちなみに、ベアリング不調で乗車すると段差やコーナリングでコントロール不能に陥ります。
知らずに転倒している方もいる事故です。


年一の大オーバーホールでは、ヘッド、ブレーキホース及びフルード、レバーフードを交換します。
フード、ヘッドは必須。ホースは輪行が多いので念の為、出先でのトラブルはリタイアを意味しますので。
フルードは自然と交換になります。


さて、今週末は 
「ワールドトライアスロンシリーズ(2023/横浜)/2023 World Triathlon Championship Series Yokohama 」
応援したいと思います!

NHK BS1生中継 女子10:05~/男子13:00~  の TVで・・・

お疲れさまでした。
読んでいただきありがとうございます。 


スポーツ用品の耐久性について #2

2023-05-04 | 間違いだらけのバイク選び
さて、長い前振りの前回でしたが。

今回のきっかけになったのはこれです。


メジャーブランドDHバーのアームが折れました。
停車中の出来事でケガはありませんでした。(良かった!)

使用は7年を超えていると思います

このように書くと、仕方のない経年劣化と感じますが。
大けがをしていたらどうだったでしょうか?

今回はお客様も劣化を自認して全交換しましたが、、、です。


お客様とどの位使えるか世間話をしました。

今まで、同様の事はほぼありません

なんとなく、皆さん永久部品のように使用しています

似たような部品を使っている方に注意を促し始めるかもしれませんが、ノーマークでした

今後の点検納品書上でのコメント記載は、検討中です。(今のところ根拠はこの破損のみで記載する理由が足りていない気がしています)


当店の今までの対応は、定期点検を促している分劣っていない状況だと思います。
これは当事者のお客様にも褒めて頂けました。


それを基に、当店の総論をお伝えしていきたいと思います。

つづきで・・