バイク工房内の出来事。

バイク選びやメンテナンスのヒントを見つけていただければ。

冷静に情報を分析しよう

2021-07-15 | 間違いだらけのバイク選び
最近、御来店頂くお客様から驚くような情報を頂きます。

主に
・入手の事
・2022年モデルの事

この2点ですなのですが。
当店では当てはまらない情報が多いのです。


まず、入手についてですが。
「全く無いらしいですね?」
最近よく聞きます。

そんなことはございません。

例えば
あるメーカーが無くても他のメーカーがあったりします。
更に他のメーカーと・・・
そして、タイミングが互い違いになったりすれば常時あるって事になります。
取り扱いがひとつのブランドだと、無くなれば「全く無い」となりますね。大変な事です。
当店はお客様の用途に合わせるために、いくつかの会社とお付き合い頂いている昔ながらの自転車屋ですw

情報を受けたお店を少しだけ分析してみてください。


次に、「2022年はめちゃくちゃ高くなるんですよね?」
を最近訊かれるようになりました。

めちゃくちゃの範囲が難しいのですがw

例えば、フレーム等は物流のコストと僅かなコストアップだけで収まりそうです。
購入時に障害になる金額ではないと思います。


ただ、完成車は原材料高騰と物流費高騰のダブルパンチを受けます。
主にスチール(アルミ含む)が高くなっていて、フレーム以外のすべての部品が値上がりしています。

シマノを例にすると、平均10%程度でしょうか。
ただ、完成車の値上げ幅がメーカーで大きく差があり。
約27万円が約30万円になるメーカーと、約28万円が約36万円になったりと差が生まれています。
大幅値上げのメーカーはビックリ価格です。


では、なぜか? 少しだけ分析。
価格の内容は
1.製造コスト
2.物流コスト
3.販売経費 (会社のランニングコスト等)
4.宣伝広告費 (チームサポート等含む)
5.各流通時の利益 (メーカーや販売店の利益)
6.為替

と、雑に?分けます。
1と2の変動は、各メーカー差は無いと思います。
6も同じです。

実は、5もそんなに変わらないと思います。

本命、4は大きく変わります。
積極的にレースで宣伝するメーカーとしないメーカーで、数100億単位の差があると思われます。
ただし、大きな変更は起きていません。


3が犯人ではないでしょうか?

ここからは一般論ですので、お読みの皆様の方が詳しいかと思いますが。


売る物がなければ売り上げがありません。
固定費が大きいほど利益率が下がっていきます。年間で変更できない4も影響します。
売れれば利益大幅アップの直営店ですが。
本来売れない時に苦しい状況をメーカーが取り込む事になりました。
全く想像できなかった事態です。
直営がある無い。これは大きな差になります。
これを価格に転嫁するのは当然の事で、何と無く見えてきた気がしています。

とは言え。
気になる事は何でも何度でもご相談いただければと思います。

お疲れさまでした。
読んでいただきありがとうございます。