バイク工房内の出来事。

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チューブレスレディー? or クリンチャー? Vol.1

2021-12-17 | 間違いだらけのバイク選び
マーケティングによって最近ぐちゃぐちゃにされた!
と、感じている表題の件。

古い記事ですが、ヨーロッパの老舗にして信頼が最も高いブランドが発表したコメントを見つけました。

(以下引用、名称を一部修正)
一般的に、グラベルまたはより大きなボリューム/より低いタイヤ空気圧で使用するには、フックレスデザインのリムを使用します。
逆に、より小さなボリューム/より高いタイヤ空気圧での使用には、タイヤの製造にばらつきがあっても、さまざまなタイヤをより高圧力で安全に保持できるフックスタイルのリムを使用します。

現在、フックレスデザインの舗装道路用/小さいタイヤボリュームホイールセットを提供されていますが、5bar / 72.5psiの最大膨張圧のETRTO推奨に関する制限を考えると、フックレスでそのようなホイールを提供することは快適ではありませんでした。

舗装道路用/小型タイヤの用途では、パフォーマンスと安全性の両方の観点から、効果を発揮するために5 BAR(70 PSI)を超える圧力の25cタイヤを受け入れる能力が必要であると我々は考えています。

我々はそのようなホイールを設計することができますが、我々の焦点は、ライダーの安全を何よりも第一にした使用目的のために明確に設計されたホイールをライダーに提供することです。

引用以上、(一部修正あり)


個人的な感想では、まっとうなメーカーであり。
消費者のニーズを理解されているメーカーだと思います。


1.チューブレスが良さそう、軽いホイールが欲しい。
2.軽快な! 快適な! 頑丈な! 山を早く登れる! メンテナンスが難しくない ホイールが欲しい。

上記の項目はどれもニーズのようですが、全く違います

1、はホイールの構造です。
2、がお客様のニーズです。



現在は残念ながら、マーケティングによって 2と1が滅茶苦茶に結び付けれてしまいました。



メーカーが、マーケティング(広告・雑誌)で何を言うのも自由で普通です。
メディアが広告主の意向を無視できないのも周知の事実です。

2=1 と言うのはほぼ国内で作られた妄想だと思っています



今回の結論は、
・世の中に販売されている、チューブレスホイールをきちんと精査してみる必要がある。
・本当に欲しい物なのか? ニーズにマッチしているか? は怪しい。


実際にここに騙されたと、気付いた方と多く出会って来ました。
気付くと一緒に憤りを感じます。
そんな方を減らしたい。と、思っています。

次回、もう少し 「2 ≠ 1」の部分をチューブラを交えて分析したいと思います。


お疲れさまでした。
読んでいただきありがとうございます。